「年相応ってものがあるじゃない」 そういうアンタは何なのさ?

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まだ寒い時期のことでございました。59 歳のアンタが私に言うのでございます。

「〇〇さんのマフラー見た? いい歳して、あんな子供がするようなマフラーして」

 

はぁあー、あのニットのマフラー、実は私も持っているんだわよ。もう何年も前に買ったものだけれど、あの北欧柄と配色が気に入って、今も重宝しているんだわよ。首に巻けば、くすんだオバ顔も少しは明るく見えるんだわよ、そうなれば気分も上がるってもんだわよ。

 

家で洗えるし、普段着にはもってこいのお気に入り商品だわよ。あの柄は、永久不滅、年齢を選ばないんだわよ。だから今でも老若男女、世界中の人々に愛され続けているんだわよ。

 

 「ねー、あの人、いくつに見える。一見若く見えるけど、近くで見たらいい歳じゃない、かなりいってるわよ。それなのに、あんな丈の短いスカートはいて、若い格好して、髪型だってそうよ、おかしいわよ」

 

まぁ、若い人たち相手にしているわけだから、老け込んでいられないんじゃないの。

 

「それにしたってさ、いい歳して、あの髪型、あの恰好、『年相応』ってものがあるじゃない」

 

と、「おでん」の「がんもどき」のようなコートを着て、ますます丸く膨らんだ体で  59 歳のアンタは、私に同意を求めるのでした。

 

(そう言うアンタはどうなのよ。いくら年相応っていったって、中高年のくすんだ顔に、同系色のおでん色はないと思うわ。

メリハリのなくなった丸っこい体に、ふっくら丸い「がんもどき・もどきコート」を着ることはないと思うわ)

 

私より若いのに、年寄りくさいこと言ってるんじゃないわよ。私はアンタより年上ですが、そんな色も形も「煮しめたがんもどきのようなコート」着たくありません。

いくら「年相応」だからといって、「がんもどきおばん」は、ごめんでございます。

そんな「年相応」はイヤであります、断固拒否します。

 

がんもどき、がんもどき……なんだか、食べたくなってきましたね、よーく味のしみた熱々のがんもどき。……この季節に、煮しめたがんもどき、って、ちょっと暑苦しいかしら。

それにしてもあの「がんもどきアンタ」さんは今頃どんなものをお召しなのかしら? 丸くて肉厚がんもどきを脱ぎすて、四角い薄揚げ(油揚げ)ってとこかしら。

 

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