取れたボタンを1つ付けるにも1ヵ月ほどかかってしまう、針仕事には全く興味のない私なのに、なぜかしら行く先々で手芸おばさんに出くわします。
それだけ手芸人口が多いということでしょうか。それは国内にかかわらず、日暮里・繊維街に行けば世界中から布地を求めてやってくる人たちを見てもわかるというものです。
生地見てるだけで幸せ! な、この手芸おばさんは繊維街に行き、生地の海を前にすると、興奮して舞い上がってしまうそうです。
また可愛いプリント柄の生地を見るたびに、
「わぁ、かわいい。孫がいたら、こんな生地で服作ってあげたいわ」
孫、いないじゃん。
「だから、孫がいたらの話よ。ああ、かわいい、この生地だったら━」
そんなことを行く店行く店で懲りもせず言い続ける手芸おばさんなのです。
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そこで、私は昨日の手芸おばさんの話をするのです。
「えー、そうなの? 現実はそんなものなの?」
そうよ、嫁の立場になって考えたら、現実はそんなものよ。
ちょっと冷たかったかしら?
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