
夏は天然素材の服がいい、で、家でジャブジャブ洗濯できるものが。
となれば、やはり綿と麻。
麻のシャツは大好きで何枚も持っている。見た目も涼し気、着心地もサラッが気に入っている。
そのことを、着るものに悩む、着るものがない(似合うものがない?)と言う年上アンタに「麻はいいわよ」とお勧めすると、
「麻はねぇ……シワがねぇ……」
麻のゴワゴワ、ごっついシワ、それは昔の話、今はそうじゃないわよ。着心地もソフト、シワだって麻だからこそ、いいニュアンスを醸し出すんじゃないの。
「でも……ねぇ……」
と、全く気乗りせず。
うーん、何がイヤなのかしら? こればかりは人の好みだからどうでもいいけれど。
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でもアンタの気持ちもわからないことはないのよ。歳をとって顔や体のハリやツヤが失われていくと、張りのある硬めの生地が浮くというか顔や体に馴染まなくなっていくんだわね。
で、敬遠し着ないでいると、さらに似合わなくなってくる、で、着るものの選択肢はどんどん狭まり、ついに無くなる。
それには今も着続けることが大事なのよ。継続は力なり? これだわよ。で、自信を持って胸張って。
それには日ごろからお洒落筋だけでなく、体の筋肉を鍛えることも大事よね。
スーパーの安い特価品だって、シワシワ、ヨレヨレ、クシャクシャ、ボロさえも、ドンと来い! 怖いものなんかない。似合わなくたって自分が着たければ、着る。
若さのピチピチ、プリプリ、パーンが跳ね返す、調和がとれる。それが若さと言うものよね。
Tシャツ、ジーンズ、スニーカー、服もそうだけれど、若い顔、体、豊かな髪には、洗いたて、洗いざらしがよく似合う。
そんな時代もあったおばはんも今は洗いざらしの顔はさらせないけど、Tシャツは家でしか着なくなったけど、それでも70になったって、ジーンズに綿シャツ、シワ顔にシワの麻シャツ、スニーカー、これは基本中の基本で行きたいものだわね。それが自然に見える、浮かない、そんな婆さんに私はなりたい。
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