袋の中身がすっかりおばさんに

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おばさんはいくつもの袋物を持ち歩き、その中には色々な食べ物が入っている。

何を隠そう、この私もそんなおばさんの1人になりつつある。なんてことを以前書いたけれど、なりつつじゃなかった、すっかりなっておりました。

 

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帰りの電車の中で、私の向かいに座った勤め帰りと思われる50代くらいの女性。

通勤用バッグの他に袋物を2つお持ちになってたわ。

 

今日の私は通勤用バックの他は袋物1つ。もちろんその中には菓子類と初登場の飴玉。飴玉はオバサンの印、と思っていたから今まで入れなかったのだけれど、暑くなったでしょ、だから塩分補給のための飴玉なのよ。

 

で、座って一息ついて、さぁ、飴でもなめるか、と袋に手を入れると、向かいの女性も私と同じように袋の中に手を入れた、と思ったら、あらら、飴を取り出しましたよ。

 

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で、向かい合うオバサン2人は同時に袋を破り、飴を取り出し同時に口の中に入れました。

あちらは、何やら今風キャンデイ―、こちらは昔風・梅味・飴玉。年齢のギャップは飴にも表られるものなのね、などと思いながら梅味を楽しんでいたのですが……。

 

子供のころから飴を最後までなめ続けることができない私は、バリバリと噛みくだき、あっという間に2つ3つ4つと食べてしまったのでした。

向かいの彼女はといえば、いまだ1つ目のキャンデイが口の中。

 

これはいけない、食べすぎである。分かっちゃいるけどやめられない、どうにもとまらない。

袋の中の飴はどんどん減り続け、明日の分がなくなってしまいました。こんなことでは今年の夏はどれだけの飴を食べ続けるのでしょうか。

 

寄る年波を忘れ、飴をバリバリ噛んで歯が欠けた、塩分補給のつもりが、糖質、塩分取り過ぎて体に異常をきたした、なんてことにならないよう、やはり私の場合、袋の中に飴は入れないこと、これに尽きるようです。

 

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