あともう少しで、年が明ける。12時、すると遠くから除夜の鐘が、ゴーーーン。こんな世俗の垢にまみれたおばさんでも、この時ばかりはこのゴーンが心にジーンと染み入り厳粛な気持ちになったりする。と同時に、いろんな思いが去来する。
ゴーーーンで、しみじみ、で、ジーーーンとして、で、しんみり、で、はぁ~。(ゴーンついでに、ゴーン氏がまたまたニュースになっておりますですよ)
そのゴーンがうるさいって? だから除夜の鐘は昼間にする? 馬鹿言ってんじゃないわよ、花鳥風月を愛で、侘び寂さびを理解できる国民じゃなかったの? ったく、嘆かわしい、情けない、世も末だ、と花より団子おばさんは怒りさえ覚えるのだった。
今日、近くて遠い? 人から電話あり。暮れで忙しいでしょ? 今年は温泉はどうしたの? 行かなかったの、と訊けば、今年は夫とは別行動、妻は家で留守番、リタイアした夫は1ヵ月の予定で思い出の地? イタリアに1人旅立ったのだという。
えー、一緒に行かなかったの?
行かない、行かない、ここにいて(家)好き勝手していたほうがいいもの。お正月といっても、子供の1人(その家族)は(外国人と結婚しその国で暮らしている)帰ってこないし、もう1人の子供は(その家族)と妻の実家へ、ということだ。
だから、なーんにもしなくていいの、気楽だわ、この貴重な1ヵ月間を大いに楽しむことにするわ。そんな話でございました。
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ふーーーん、そんなものかしらね? この夫婦、夫がリタイアする前は、ほぼ毎年、暮れから温泉に行きそこで新年を迎えていたのだわよ。
温泉旅館で「上げ膳 据え膳」って主婦への最高の贈り物じゃないの? 主婦じゃないあたしゃ、断然イタリアがいいけれどね、誰も私の希望など聞いちゃくれないけど。
上げ膳据え膳・温泉旅館? それともイタリア旅行? そうじゃないの、贅沢は言わない、それよりなにより亭主達者で留守がいい……なんだそうだ。
まっ、これからの長ーーーい、亭主毎日在宅中を思えば、うーん、わからないでもないけれど……。
「亭主達者で留守がいい」この春には他所でこんなこともあった。
昨日、今日と夕方から1杯呑みながらテレビで『吉田類の酒場放浪記・フランス編』を視、今日は電話でイタリアと聞いたら、ああ、辛抱たまらん、寝た子? が起こされた、ああ、どこか遠-いところに無性に行きたくなったー。
よいお年を! ……なんか、ね、違和感あってね、でも、今年より来年2020年がより良い年となりますよう、私はもちろんのこと、訪問してくださった方々に本年のお礼とともに幸あれ! 私、祈ってます。
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