自分の印象って他人の目にはどう映っているのだろうか? ガイコツババアとかブスとかそういうことじゃなく、内面的なことだわよ。
そんな人だとは思わなかった(イメージに反して)、イメージ狂った、裏切られた、イメージ通りの人だった、とか色々ありますが、そんなこと言われてもね、勝手にそう思い込んだアンタが悪い、とも言えますが。
時々、更衣室で一緒になる30代の同僚、子供を(娘)保育園に預けて働いていると言う。で、この人の話には「母が」よく出てくる。「母が言うから」「母に訊いてから」「母が、母が」で、「夫」「主人」は全く出てこない。
なので、夫のいない人だと思っていた、母と娘と孫娘、女ばかり3人で暮らしているのだな、大変だな、なんて勝手にイメージしていた。
ところが、つい先日、この30代、「主人が」と言うではないか? えーーー、主人いたの? 驚いた、もちろん声には出さないけれどね。
でも、なんかねイメージが固まっちゃてて、夫の存在がどうにもピンとこない、夫が想像できない、見えない。と思っていたら夫は「マスオさん」だった。が、今度は「マスオ夫」が全然想像できない。まぁ、これ以上は余計で勝手なお世話ですが。
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縦にも横にも大きい40代女性。太ももはガイコツババアの腹囲よりもよりよりより太い。いつもスッピン、髪も無造作に黒ゴムで結わえただけ、着るものも洒落っ気ゼロ。言葉遣いも動作も粗い、全てがガサツである、こういう人は苦手である、嫌いだ。と、ずーと思っていた、だから、極力近づかないようにしていた。
が、ある日、この人の書いた文字を見てしまった。で、とても驚いた、見た目にそぐわない、きれいな字だったからだ。文字自体も美しいが、几帳面さが感じられる文字の羅列であった。で、字が、小小小っちゃい、あのデカい体でなにゆえこれほど小さな文字を書くのか、書けるのか?
この文字をきっかけにこの人を見る目が変わった。で、ちょっとこの人に興味を抱いた。で、分かった、見かけとは全然? 違うということが。
彼女の外側からは誰も想像できない、彼女の内側は、彼女の書く文字のごとく、そんな人だった、これには長いこと生きてきた加齢人も驚いたのなんのって。
で、すっかり彼女のファンになった。また、性格もいい人だった、もっと早く気がついていれば、もう会うこともない人だけに残念で、こうして時々思い出すわけです。
人は見た目によるけれど、全くよらないこともあるんだわね。自分は他人にどういう人間に見られているのでしょうか?
まぁ、ほとんど、違う―、と言いたいけれど、自分でも自分のことがよく分からなくなる時があるんだもの、赤の他人が分かるわけない、きょうだいだって分からない。人間そう単純なものではないのだ。
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