おばさんの肌色ナイロン靴下

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この家にはオバサンが住んでいる


靴が好き。だから電車に乗って席に座ると向かいの席に座っている人たちの靴が気になる。このことは以前どこかで書いた、私の記憶が正しければ、非常に怪しいが、で、靴が好きなら靴下も好き、だから、当然、靴下も観る。

60代と思しきちょっとふっくらした婦人、白っぽい丈の短めパンツにショッキングピンクの夏向きメッシュのスニーカーが若々しい、元気が出そうな色だ、足取りも軽くなりそうじゃないか、そんな感じ。

でもね、靴下がね、肌色でナイロンでレースなんだもの、で、足首のところがクシュクシュってギャザー? みたいになってるわけ。もう、がっかり。

って、私ががっかりしてもしょうがないのだけれどね、でも、なんでそんな靴下はくのよ、って言いたくなってしまうわけ。

少し離れた優先席には70代くらいのおばさま2人、よく笑い実に楽しそう。1人はキラキラビジューのついたサンダル、だのに、やはり肌色っぽいナイロンレースの刺繍入り? ソックス。

まっ、どうでもいいけどね、元気そうで楽しそうだしね、大きなお世話よね、でもね、言いたくなっちゃうわけ、なんでサンダルに靴下なのよ、まっ、お歳もお歳だし靴下は大目に見てもね、なんでナイロンなわけ、って。

 

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ひと昔前のババシャツは肌色が多かった。「肌色」「ババシャツ」「ババクサ」そんな感じ。肌色ナイロンストッキングは当たり前なのに、それが「膝下」となると一気にオバサン臭さ満載になるんだな、不思議だな。

いつも言っているけれど、オバサンは、イイ、年寄りでイイ。しかしクサイのはイカン。

肌色でないナイロンでない、子供や少女のハイソックスはあれだけ可愛いのに。なんでおばさんの肌色ナイロン膝下靴下はあれほ可愛げがないのか。

膝下でなくてもソックスでも、肌色、ナイロン、なーんかイヤなんだ、どうでもいいけど、よくないのだ。

 

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