昨日はアホみたいに暑い中、出かけた。真っ昼間の強烈な日差しの下、日傘をさしているとはいえ目が眩みそうだった。途中でぶっ倒れるのではないかと、この年寄り、ちょっと心配になったほどだ。
どれほど暑くても出かける時は化粧をするオババである。で、鏡を見るたび、歳とったなと思う。が、最近はそれを素直に認め、受け入れ、諦念……に至る……道中である。
諦念などと言っているが全面降伏なんか、半分、いや、もっとか、まぁ、いい、そのうち至るであろう、今はそんなところだ。
顔のシワやシミやタルミを嘆き、もがいてるうちは、まだ老いの初期だ。オババもかってはそうだった。
今だって、毎日、毎回、鏡を見るたび嘆きはするけど、もがきや嘆きの峠は越えた。それも悲しいものがあるけれど、現実から目を背けてばかりでは年寄りなどやっていられない。
若さと美貌が売りものの芸能人ではないのだ。シワやシミやタルミがあったって、心の若さがあるじゃないか、エイエイオー。
カラ元気でもいい、自分で自分を鼓舞させないで誰がその気にさせてくれるのか、こんな年寄りを。
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心の若さを保つには、顔より、体だ、体だ、絶対そうだ! 最近はつくづくしみじみそう思うようになった、これぞ加齢のたまものか、全然うれしかないけど。
で、顔はですね、表情ですよ、表情、歳とったら。
しかし、加齢とともに表情筋も衰え、感情表出能力も低下、それに伴って、相手の感情を読み取る能力も低下する、らしい。
だから無表情になってボンヤリ顔、暗い顔、それが老け顔。で、反応も鈍くなってね、まぁ、誰でもいずれは通る老化の過程、ではありますが。
でも、体を鍛えている人を見てると、当然、体の動きが良い。で、そういう人は顔にシワやシミがあっても表情も生き生きと若々しい。
だから顔より体なのだ。美容寿命より健康寿命がものを言うのだ年寄りは。これから老いの険しい坂道を下っていくには、脚力が必要なのだ、脚力は体力なのだ。
何でこんなことを書いているかと申しますと、オババはこれから仕事を辞め、身内の介護に取り掛かからなければならない、そうなりそう、なったからです。
昨日はそれで出かけたわけですが、で、しみじみつくづく改めて思うのは、転ばぬ先の杖、杖は筋肉じゃー。
病気になる時は、なる。これはどうしようもないものがある。でも自分の努力で手に入れられるものは、ある。まだ、大丈夫、いつか、そのうち、それでは、遅いのだ。
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