お隣さんは今日も帰ってきません。今頃どこでどうしているのでしょうか? 自分の頭のハエも追えないくせに、他人の心配してる場合か。
まぁ、そうですが、でも心配といっても、所詮、他人事ですから気楽と言えば気楽なものです。
先日、 A さん宅に現れた「タチの悪い2人組」もそうです。オババが A さん宅に到着したのが午後2時15分頃、その時、すでに2人は玄関脇の木陰に腰を下ろしタバコ休憩しておりました。
A さんに聞けば2人は午前10時半過ぎに来て、12時前から1時過ぎまで昼休憩をとり、2時からまたタバコ休憩。
オババ到着後も仕事に戻らず悪びれた様子もなく2人のお喋りは続き、その声が家の中まで聞こえる。
オババ、怒ったぞー、アドレナリン噴出、でありましたが、もし、オババがAさんの立場だったら、これは難しい。勿論、その2人の派遣元に電話して文句を言うことはできる。
しかし、後々、仕返し、何をされるかわからない、という恐怖が、年寄り一人暮らし女性には付きまとう。逆恨みされて恐ろしい事件に、そんなニュースはいくらでもある。
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正当な言い分があっても決して口に出せない、いつも泣き寝入り気弱なオババですから、到底、苦情なんて、言えるはずないわ、無理だわ。
しかし、これが「他人事」となると、俄然、燃えてしまうオババであります。他人事なら、なぜかしら気楽、勇気凛々、本人に成り代わりまして、文句だって言える。
やるべきことも分かるし、的確である(と思っている)、で、普段のグズぶりはどこ行ったやら、というほど行動が早い(と思っている)。
また他人事なら、人の不幸は愉しい、可笑しい、美味しい、蜜の味。で思い出すのは、数年前に職場で寿命が縮むほどの大失態をしでかしたことがありました。
オババの不幸は失態は……同僚にとって、待ってましたの、千載一遇、ああ、快感、蜜の味。
顔で言葉で心配を装いながら一方でオババの不安を煽ること煽ること、で、お腹の中で大喜び小躍りしていることが手に取るようにビシバシ感じられたものです。
しかーし、人の不幸を愉しむ輩は、いずれ、職場にいられなくなり、はい、立ち去りました。めでたし、めでたし。
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