泣いてくれた人

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「秋」は待ち遠しくない季節になった

明日は以前の職場へ、仕事に行かなくなって早1ヵ月、あっという間だった。去る者は日々に疎し、まだ死んじゃいないけど、もう私のことなど忘れられてるわね、それでいいの、それがいいの、それを望んでいるの。

今さら元・同僚に会ったところで言葉を交わすのはお互い面倒ではありませんか。相手の迷惑も考えなくてはいけなません。ということで、なるべく、元、同僚に会わぬよう時間とタイミングをあれこれ考える。

働かない夫を持つ彼女は、私が辞めると知って、「1週間に2日でも1日だけでもいいですから出てきてください、辞めないでください」そう言ってくれましてね。

で、かがみさん(私のことですわよ)みたいに、何でも話せる人はこれまで初めてです、寂しい、寂しいです、とか言ってくれちゃってね、涙ぐむじゃありませんか。

ああ、涙が、涙が落ちる、やめてくれー、泣かないでくれ、頼む。

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オババ、これには困った参った。泣かせた男はいてもね(ほんとか?)女に泣かれたことはないのよ(あった、思い出した。あれは何年、何十年前のことだろうか、話がそれるのでその話は今回はパス)。

こういう時は、どういう顔をすればいいのでしょうか。そんなにオババのこと信頼してくれてたのなら、もっと話を聞いてあげるべきだったかな……。

なんてちょっと思ったりもしたけれど、働かない亭主の話など、もう、はっきり言って聞きたくなかったわけですわ。

彼女には他にそんな話できる人もいないし、オババとは歳も離れているのでかえって話しやすかった、で、オババは口が堅い、でもね、ブログには書いてしまう。

そう、オババはアナタが思っているほどいい人じゃないのだよ、ごめんね。でも彼女はオババに話すことによって少しはストレスを発散できていたようだ。

話する、話せる人がいない、愚痴をこぼせる人がいない……。

わかった。とオババ。だったら、電話しろ、電話しろオババに、話、聞くから、1時間2万円。

すると即座に、「電話しません」と彼女。

なーんだ、ちゃんと、ノーって言えるじゃないの。いい? アンタの亭主にそう言うのよ、嫌なものは嫌、受け入れられないことは即座に、NoooooOOOOOって言うのよ、わかった?

彼女、どうしているかな、夫が働き始めた、そんなことはありえんでしょうが。やはり明日は彼女に会うことも避けよう。

オババも誰かに聞いてもらいたい話、愚痴がある。そうねそうね、わかるわ、と言ってじっと聞いてくれる人はいないだろうか。でも、そんな人はいないから一人会話をしているのだった。

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