言わなきゃいいのに、で、ひと言、多いの

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お洒落は抜きの3ババ・ランチ

今日は3ババランチの日。空いてる店に行こう、今日はウッカリさんが車を出してくれ、ちょっと遠くまで行きました。

なのにどこもかしこも人がいっぱい。行く先々で、何でこんなに人がいるの、コロナ禍だというのに。

しかし、人のことは言えません、3ババもそうなのですから。何もこんなに人が出てる日に出かけることはないのです、暇な年寄りが。

ウレタンマスクのモウヒトリサンは車に乗ると、前回同様、即座にそのマスクをお外しになり、車の外に出ると又マスクをお付けになるのです。

おかしいですね、へんですね、どうすりゃいいですかね、目くじら立てるのもね、イヤならランチなど断ればいいのです。しかし、私には断れない理由があるのだった。

それは彼女の性格の知られざる、ある一面、それを確認したい、それがあるからだ。ですから今回はいつにもまして、しっかり彼女の言うことを聞きとらねばなりません。

すると、まただよ、ご近所、独身男性 K さんの話、「あなたも、もうちょっと若かったらね、ねぇ、そう思わない?」とウッカリさんに同意を求めます。

(ったく、わかんない人だな)

ウッカリさん、「あら、いいじゃない、年上でも」と超無責任。まぁ、そんなことはどうでもよくないですが、オババは大人、うっさいな、しつこいな、ではありますが、聞き流しましょ。

しかし、この話とは関係なく、だんだんわかってきました。やはり、今まで仲良くしていた人たちと、ぷつり切れたのは、ひと言多いんですね。

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仲良くなるとその分、遠慮というものが薄れていきますから、つい、つい、ひと言、ふた言、それが1回、2回、3回となりますと、言われた側は、プツン、となりますです。

しかし、言ってる方は悪気はありませんから、余計に始末が悪い。で、反省の色はなく自分は正しい、「だから言ったのよ」ときたもんだ。

夫に止められても、相手方に言いに行っちゃったりする人でもありました。そこまでするとは、ああ、知らなんだ、で、驚いた。

「ねぇ、そう思わない?」

そう同意を求められたウッカリさんとオババは、ただ、ふぅ~ん、そうなの? へぇー、まぁね、と大人対応?

しかし、この歳になって、こういう近所付き合いをすることになろうとは、この私ができるとは、これほど忍耐強いとは? ほんと、人生わからないものです、成長したものです。

やはり親しき中にも、距離は必要ですね。親しくなればなるほど気を付けなければいけませんね。

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