仕事を辞めてから、外に出なくなった。ちょっとこれではまずい、わかっている。明日からでなく10月になったら……もう少し涼しくなったら、何かしら……とりあえず今はそう思っている。
先日、近所に住む、やはりボラ活で知った、ひとり暮らしの70代女性と駅でばったり。「あらー、お久しぶり」「お変わりないですか」そんな挨拶を交わす。
この人は、じーっと家にいるのが苦手なのか、私が勤めに出てた頃は、道でばったり、駅でその姿を、休日にはスーパーで、散歩の途中でと、外に出れば、必ずと言っていいほど出会ってしまう、そんな人だった。
で、彼女がオババに言う。「ずいぶん見かけなかったけれど……」
「仕事、辞めたから、外に出なくなっちゃったの」とオババ応える。
すると、「ああ、そうだったの、しばらく見かけないから……何か、あったのかなと……」
ごもっとも。よく見かけていた人を、急に見かけなくなると、たとえ親しい人でなくても、ちょっと気になったりして、何かあったのかな、そう思ってしまったりする。
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齢60も過ぎると、その「何か」は、良いことでなく、良くないことの方が可能性としては「大」になり、そう思われてもしょうがない、それが歳をとるということだ。
で、実は、で始まって、そこから互いの病気話で盛り上がり、散々お喋りして、ああ、サッパリ、スッキリした、じゃ、またね、お大事にね。そんなお喋りならばいいけどね、お互い労わり合って。
でも、どこかでこちらが気付かぬうちに誰かに見られ、その人が誰かさんに、
「この間、久しぶりに◯◯さんを見かけたけど、ちょっと見ないうちに、なんか、老け込んじゃってね、驚いちゃったわよ、だから声もかけづらくて、大丈夫なのかしら」
なんて言われちゃったりするのだ。(……こんな話は以前書いたことがある……こんなことが多くなったような気がする……これも歳のせいか……しかし、まだ朧げながらもこうして思い出せるのだから、大丈夫か?)
これはブログにも言える。 何年間も毎日更新していた人が、ある日からプツンと更新が途絶えると、心配するですよ、何かあった? どうしたのだろうか? 大大丈ですか? と。
オババの場合は只今失業中の? 暇ありの身なので毎日更新してますが、更新途絶えたら、どこか出稼ぎ行ったのね、そう思ってください。
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