「健診で再検査になってね、だから(検査のため)明日は病院に行くの」と、67歳の隣人から聞いたのはもう1ヵ月ほど前のことか。
その後のことは知らない、隣人も言わないしオババも訊かない。で、先日、会った時に、
「もうこの歳になったら何があっても驚かないわ、もう充分生きたもの」「その時はその時、もう、いいわ、覚悟もしてるわ」みたいなことを言う。
そうね、そうよね、と相槌を打ちながら、検査で何か見つかっちゃた? 何かまずいものが。なんて心配したら、
「ねえ、この前ね、バイト行ってきたのよ、単発でね、仕事してきたのよ、〇〇で」
ええっ、すごいじゃない(予期せぬ会話の展開にオババちょっと驚く)。
「そうなのよ、単発だけれどね、自分に都合のいい仕事を選べるから」
元・医療従事者である彼女は、このコロナ禍で目覚めた、この歳でもこの資格を活かすことができると。
この67歳、仕事は60ですっぱり辞めた。仕事をしていた間もモーレツに働いていたわけじゃないらしい、常に家庭優先、無理はしない。
リタイア後は、たとえパートでも働く気はないと言っていたし、お金にも、全然、困っちゃいない、で、今はしょっちゅう出かける、遊びに行く。
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そんな人がどうしたことか、単発とはいえ働き出した。何が67歳の隣人を突き動かしたのか? まぁ、オババは知っている? 多分? だがここには書かない。
「でも、仕事が終わると寄り道しちゃってなんか食べたり買ったり、働いた分、使っちゃたりしてね」とは言いながらも辞める気はなさそう、結構やる気満々である。
検査結果も出てないのに、お金に困っているわけでもないのに、よく働く気になるな、元気な人だな。
でも、その元気、意欲も欲も生きる欲、それだけあれば病気も大丈夫じゃないの。とその時、思ったものだった。
で、今日、彼女に会ったら、再検査の結果は「何も異常なし」。それは、よかった、よかったじゃないの。覚悟してるとは言っても、思うと現実では全然違うもの。
というわけで、単発バイトとはいえ彼女はまた働き、ますますよく遊び、70歳に向かってエイエイオー、になりそうだ。
しかし、今更ながら、「資格」ってスゴイですね。
67歳「この歳でも(仕事)大丈夫でしょうか?」
担当者「大丈VVVVV」
67歳だって、全然、問題ない、大丈VVVVV。
それを聞いたオババも元気出そうだ。エイエイオー!
大丈VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV。
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