だいぶ前にネットで読んだのか詳細は忘れたけどアメリカ人の女性が言っていたことが面白い。
「『 女性 』は『 中年 』になると『 透明人間 』になる」
この女性、かってはモデルで、中年になった今も自分の容姿には自信がある。若い時はそれはそれは行く先々で皆の視線を集めたものじゃった。らしい。
ところが最近では、どこに行っても誰もそのお姿に振り向きもしない、声もかけられない。かっての私はどこ行った? どうなった? で、思った。
「まるで今の私は透明人間みたい、存在していないようだ」
その日も彼女はバッチリ決めていた。しばらくすると中年男性が近づいてきた。で、当然? 彼女に声をかける。
と彼女は思った(どうよ、私の魅力も、まだまだ健在だわ、衰えちゃいないわ)。
が、しかし、その男性、、、、、「トイレはどこですか?」
彼女のお嘆きは相当なものだったでしょう、オババには痛いほどわかるわ、オババにもそんな時代があったから。でもね、そんなものじゃ済まないのよ、女の人生って、そこからが長いのよ。
で、透明人間時代を過ぎると加齢時代が来てね、今度は「高齢者」ということで、再び存在が注目されるようになるわよ、ちっとも嬉しくないけど。
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若い時は知らないうちにトモダチができて、いつも欲しいモノがあって、やりたいコトもいっぱいあった。
そうなのだった「夢」も「希望」も、あったのだった。……「夢」そんなことも、すっかり忘れておった。希望? 希望という名のあなたを訪ねて……迷子になってしまった。
そうして時は流れ、今や息する、できるが生きる証となった年寄りは、夢も希望も忘れたことを忘れていた。
いやー、若かったですね。今じゃ、ヒトとの出会い? 望んでいないし、友達? できるわけないし、欲しいモノ? あってもなくても…… やりたいコト? なんじゃろか?
……やりたいこと、したいこと?…………あることは、あった、よかった。これは秘密にして大事に大事にとっておこう。あるだけ素晴らしいではないか。
それは決してできないことじゃない、それよりその熱が加齢により冷め、消滅していくのが悲しい寂しい。
夢? だから言ってるじゃないか、ピンピンコロリだって、でもこれは難しいらしい、だから夢なんだ、だったら夢に挑戦だー、目指せ! ピンコロ!
コロリはわからんが、でも、生きてるうちはピンピンしていたい、毎日ピンピンは無理でも時々ピンとか、一瞬でもピッとかね。
歳とっちゃって、何に対しても期待も夢も希望も薄れ薄れて消え入りそう。でも、決して忘れちゃいけませんわよ、諦めちゃいけませんわよ。
エイエイオーですわよ、それが、たまーーーの思い出しエイエイオーでも、「ある」と「ない」では大違い、それが夢のコロリの道へ通じるのであります。
ほんとか? 知らん。
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