今日は年が明けて初めての外出だ、とは言っても病院の付き添いだけれど。行く先はどこでもいいのだ、外に出る、年寄りには、これが大事なのだ。
その中規模病院の待合スペースはいつもと同じように年寄りで埋まっていた。でも今日は特に平均年齢が高かったような気さえする。
爺さん婆さんばっかりで、オババくらいの年恰好の人が若く見えてしまうほどだ。
で、待ち時間、年寄りが言う、「この間」、このあいだ? それっていつのこと? 「だから2000年頃」2000年? 確かに、それは、この間だわ。
ここではちょっと若めの年寄りオババも、そうよね、2000年なんて「この間」よねー、ねー、そうよね、ついこの前よ、ちょっと前、最近よ。
……が、しかし、今年は何年? にせんにじゅうにねんーーー??? ということは2000年に産まれた子は22歳になっちゃうわけー?
えー、びっくりだ、22年前、それって大昔じゃないの、全然こないだじゃないじゃん。10年ひと昔は、今じゃどんだけ大昔って時代よ、それが22年前。
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コンピューターの2000年問題、今聞くと、うーん、確かに大昔、そんな感じもするけれど、こっちとら昭和、平成、令和って生き延びている老人だもの。
西暦2000年なんて超新しい、ついこの間のような……しかし今より22歳も若かった、オババ40代……確かに、若かったバリバリに……うーん、やはり大昔だ。
年寄りの言う「このあいだ」「このまえ」「最近」「ちょっと前」は、当てにならないったらない。
家に帰る前、ファミレスに寄り遅い昼食。カキフライをつまみに生ビーを呑む。ううううんまーい、中ジョッキあっという間に空になる、やはり外呑み生ビーは格別だー。
広い店内見渡せばここも年寄りオンパレード、客の平均年齢60以上は間違いないだろう。今日はもう1月5日、水曜日、この時間、若者は仕事をしているのだ。
ここのフロアで働く人も皆若くキビキビしていて気持ちがいい。そんな姿を見ているとしみじみ「若いね」と思うと同時に自分は歳をとったものだと思ったりして。
今日も自分の足で出かけ助けを借りずに食事ができた、トイレも自分で行けた。支払いも、食べたことも、自分の家も忘れなかった、で、無事帰宅できた。
ありがたや、感謝感謝、生きてる間はそうありたいものです、エイエイオー!!!です。
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