泣いてばかりいたのに

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知らないだけでみんな色々あるのだな

今日は痛くも痒くも暗くもない話だわよ、明るい? 楽しい? ひとり老後の人のお話よ???

 

久しぶりに固定電話が鳴りました。誰かと思えばアナタでしたか。それにしても今日はずいぶんご機嫌ですね。

〇〇へ行って洋服を買ってきた、その後、美味しいものを食べて、それからああしてこうして、で、電話は切れました。

良かったですね、楽しい1日で、今日は彼女の亡くなった夫の話はひと言も出ませんでした。去年の今頃はまだ電話の向こうで泣いていましたよね。

 

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とにかく元気になって良かったです、これが日にち薬、時薬というものでしょうか。

しかし、速いですね、もう1年半以上経ったのですね。たった去年のことなのに、ものすごく昔のことのように感じます。

で、今日の電話の前に彼女から暑中見舞いのハガキも届いておりました。ハガキの裏には外国で暮らす息子夫婦が孫を連れて帰国した、というわけでみんな揃って満面の笑みを浮かべた家族写真が。

いいですね、いいですね、幸せそう。その写真をジーッと見つめるワタシはといえば、この脚のことでイジケて弱気になり笑うこともなくなりました。

ああ、いいな、いいな、家族がいて、夫は亡くなっても、いざという時には頼りになる子供たちがいて、その孫もいて、羨ましい……正直、そう思いました。

でもね、この人にも大変な時期があったんです。下の子を産んですぐ入院。この先、退院することは、できない、かもしれない、そんな時がね。

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「この病気は治りません」、医師は、はっきりそう言いました。どうなることか皆の心配をよそに、それからン十年、今日まで無事、再発、再入院は免れてます。

ストレスの少ない生活、それが功をなしたのかもしれません、よくわかりませんが。ストレス、それを強く感じるか否か、性格にもよります。

どんな病気にもストレスが多かれ少なかれ起因すると言われますが、ストレスは溜めるな、そう言われても、はい、では解放、消滅、そういうわけにも行きません。

話がまただんだん暗くなっていきそうです、いけませんね。今日のテーマは? 明るいおひとり老後でした。

そうそうそうでした、で、思い出しました。昨夜、本を読んでいて、思わず、うーーーん、で、ちょっと笑ったのが主人公の妻のこのセリフ。

『 もう別れてもいいですか 』垣谷美雨

 

(夫が)“ 早死にしてくれる以上に妻サービスなことって他にある? ” 

 

垣谷美雨さん、売れっ子ですね、なぜこれだけ人気があるのか、よーくわかります。

不謹慎じゃないか、はぁ、ひとり者のワタシにそう言われましても、お願いしますよ、ワタシはそんなこと言ってません、あくまで小説、そういうことですから。

 

さーて、明日は病院だ病院だ、とは言っても治療法もないわけですから先生とちょっとお話しして処方箋をもらい薬を受け取る、それだけなんですけどね。

出かける先は病院ばかり、まるで年寄りですね。でも、脚が不自由になったからといってむさ苦しいのは避けたいものです。

暑くても出先が病院であっても、年寄りなりにそれなりに少しは小綺麗、涼やかな清潔感、そうありたいものです。で、ウッカリサンに頂いたあのゴッツイ杖つきながら行ってきますか。

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