こんな日は欲も得もなく…こんな暮らしはいつまで続けられるのか

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雨だもん、家にいるしかないんだもん

今日もまた1歩も外に出ず、誰にも会わず、ただただボーッとしていた1日だった。

こんな生活を続けていたら股関節云々より先に「フレイル」になり、歩けないは勿論のこと、生活するにも、ひとの手を借りないと、そうなるかもしれない。

それは嫌だ、絶対に、まだまだまだまだ、だー。

でも今日は雨だから、何もしなくていい特別な日、ズボラデーなのである。

人間、欲も大切だ、と昨日は書いたけれど、こんな雨の日は例外で、欲も得もなく怠惰を決め込む。

雨の日はどれだけだらしなく無駄に1日を消費しようが、怠けているとかだらしないとか、そんな自責の念に苛まれることがない、これがいい。

ダラダラゴロゴロ、家の中をちょっと歩いたら、ごろり、餌を食べたら、またごろり、眠くなったらまたごろごろと、まるで猫みたい。

猫なら可愛らしいが、年寄りが部屋着のまま、それも古ぼけた服で家の中をウロウロ、ああ、嫌だ、こんな姿、誰にも見せられない。

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こんな姿、見せられないし見せられるのも、ああ、嫌だ。そんなジイサン夫は見たくない、目障りである。

目障り? それはそのままバアサン、妻のアンタにお返しします、とジイサン夫は思う、けれども、お互い口には出さない。

ともに白髪がはえてから、毎日毎日一緒で、今日は顔も見たくない、そんな日はないのだろうか? この生活はいつまで続くのか? そう思う時はないのだろうか? 

幸か不幸かワタシにはそんなジイサン夫はいないけど、こんな生活はいつまで続くのか、いつまで続けられるのか? そんなことを考える事が多くなった。

ひとり暮らしは勝手気まま、どこまでも自分に甘く、どこまでもだらしなく、それが可能だけれど、この歳にもなれば、こんな生活が、いつまで続けられるのか? 

……考えてもしょうがない。とりあえず、雨の日はいつにもまして怠惰生活、これに限る。

しかし、雨とは言っても台風ですよ、それも大型の。ここはさほどの被害は出ないと思うけれど、不安も恐怖も1人より2人、2人より3人と、人がいればどれだけ心強いか安心か。

台風でなくても、歳をとる、心細さ、それもある。

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