午前中は雨が降っていた、これなら眠れる、というわけで今日も朝食後、昼前に1時間ほど気持ちよく眠れた。
そして寝たままの姿勢で伸びをする。
すると右股関節からボキボキグキグキ? 大きく不気味な音がする。起きて右脚に重心をかけると又もやボキボキジャリジャリと。
これが毎朝、毎日、右脚だけに起きる。そのジャリジャリ感はお菓子のクッキーがボロボロと細かく崩れるように、骨が粉々になっていくような感覚に陥るのだった。
しかし、まぁ、眠れた、とりあえず今日はこれで夜までバッチリだ。
しかし、バッチリで、どうする? 家のことはどうにも興味がわかないのである。
そして今のこの時刻だったら……と、また仕事に行っていた時のことを思い出す。
この脚が恨めしい、タラレバタラレバ、何もかも、ずいぶんと想定外の老後だな。
と、昼寝から覚めぼんやりと、つくづくしみじみあらためてそう思うのだった。
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雨はやんでも湿度は高く気温が上がるにつれ、バッチリ感は薄れていき、この年寄りはしんどさが増してくる。
年を増すごとに暑さ寒さに弱くなってきた、季節に気候に体が心が左右される。
寒い寒い、暑い暑い、最近はそれだけで1年があっという間に終わって行く。
一昨日などは膝下が冷えて冷えてつめたーくなって、むくみ、脚の痛さも増してくるように感じ、なんと電気ストーブを使ったのだった。
「寒い」でなく「冷える」、これが年寄りくさいのである。
ああ、年寄り、年寄りは押しなべて「重ね着」「厚着」である。
そしてワタシも、いつのまにか靴下を履いたりして寝ている、そんな年寄りになっていた。
暑い夏、長い夏、残暑はどこに行った? と思っていたらすっかり秋になっていて、過ぎてみればあっという間だ。
これから、また長ーい、寒ーい冬がやってくる。年寄りは、辛い、でもそれもあっという間に終わり春が来る。
花はまた咲くけれど、年寄りは枯れるばかり、それもあっという間? そして……。
涼しいは嬉しい、でも雨多く、年寄りの心は、シケってしまう。
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