このところ気温は低く雨ばかり、暗い、色がない。そのせいばかりじゃないけれど気が滅入る。
今日、10月10日は「世界メンタルヘルスデー」だってこと知ってました? おばはんは、知らなんだ。
世界がつくくらいだから、それだけ心に問題を抱えている人が多いということか。
この年寄りも時々、老人性鬱になりそう、なんて思う時がありますの。
でも、老人にとって、10月10日と言えば、「体育の日」、秋晴れ、昭和時代の東京オリンピック。
ずいぶん長生きしたものだ。でも振り返ればあっという間、いつの間にかおばさんになっていて、と思ったら、もう、おばあさん? で、その次は? もう、ないの?
「おばさん」に「あ」が入ると「お婆さん」、「おじさん」に「い」が入ると「お爺さん」。
たった一文字「あ」と「い」が加わるだけで……人生、変わる。
こんな日が来るなんて、だれが想像できたでしょうか?
“ 更年期の五十代はあんなに楽しかったのに、六十代になると、人生から色が褪せたように感じた。
老いていくのは、なんて寂しいんだろうと思った。なんて、なんて、寂しいんだろうと思った ” 『たそがれゆく子さん』伊藤比呂美
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黄昏ど真ん中の今は、色褪せもとおり越し色が抜けてしまった、そんな感じ、無色、無彩色、しいて言えば灰色か。
グレーな毎日は何も見てもグレー、何も生まれず、エネルギーも湧いてこない。
だが、しかし、外に出ると、なんだか急に元気になる年寄りでもあった。それも人のいるところがいい、そこはエネルギーに溢れ、色のある世界だ。
「『運』は動より生ず」
出かける、体を動かす、脳トレより、人とお喋りする、口を動かす、とは言っても食べてるだけではダメなのだ。
さぁて、明日は晴れるらしい。自転車で出かけよう、陽の光を浴びよう、「寝不足」には太陽光、「鬱」には運動が効果あるらしい。
“ とにもかくにも、体を動かすことが身体的にも精神的にも好影響を与えてくれることは、どうやら間違いないようですよ ”
なるほど納得。
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