とりあえず食べて喋って、ちょっと元気になって

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「三楽」寝る!食べる!喋る!

気が滅入るような話が続いたので? 今日はちょっとばかし明るく。

ほんとか? 知らん、でも、まぁ、昨日、一昨日に比べたら、まぁ、そうかしら。

今日も天気が良かったので杖を持ち外出。行先は毎度おなじみ図書館とスーパー。

毎度おなじみ、ですが、天気が良くて1人でも出かけられる、これが今の私にとっては大きな気分転換、愉しみとなりました。

帰りは必ずタクシーとなり銭もかかるので、尚更のこと貴重な貴重な遠出でもあります。

そして、図書館、向かうたびに思い出すのは、この人のこのセリフ。

「この頃、本がほんとに売れない。図書館で借りずにちゃんと買っていただきたい」
『たそがれてゆく子さん』 伊藤比呂美

わかります、申し訳ないっす。本屋さんがどんどん閉店に追い込まれて、悲しいだの寂しいだの世も末だのと言ってるくせに、ほんと、本を買わなくなった。

文庫はまだしも今や新刊の単行本などは、正直、うーん、であります。

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こんなこと書いているとまた暗くなってしまうので、タイトルに戻りまして、で、図書館を出てスーパーへ向かった、昼はとっくに過ぎお腹も空いた。

初めての店、食堂? 定食屋? 店の中が見えない、で、ちょっと逡巡、でも空腹には勝てずドアを開けてみる。

するとビックリ、小さな店の中はおばちゃま客で満席、とても賑やか。

テーブル席は空きがなく、1人の私はカウンター席に案内される。そこでおばちゃまたちの元気な声を背にカキフライ定食を待つ。

おばちゃまたちの口は食前も食中も食後も、休みなく忙しく動く。

よく喋り、よく食べて、また喋り、食欲全開、お喋り全開、そうして、ああ、お腹いっぱい、よく喋った、ああ、楽しかった。

日ごろの憂さも吹き飛んで、ちょっと元気になった、これがあるからまた頑張れる、これは何物にも代えがたい貴重な時間。

「また、今度ね」そう言い合って家に帰ればまた家事だって頑張れる。明日、仕事のある人は、「また、明日も頑張ろう」そう思える。

高級店になど行かなくても、気の合う人と(これが大事)、とりあえず食べて、お喋り、ちょっと奮発しても、心が元気になれる、ならば、お安いものだ。

そして私はひとり黙々とカキフライ定食を完食しスーパーへ向かったのでした。

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