自分のことを年寄りだの老人だのと書いてますけど、それはあくまで、ケ・ン・ソ・ンですわよ。
自分じゃそんなこと露ほども思っちゃいません。謙遜も自慢の内、そんなところかしら。
と少し前ならそう書いたところだけれど、今はそう書ききれない、言いきれない、それがサビシーーー。
いつの間にかそんな歳になってしまい、今や世間から忘れられた年寄りでございます。
と思っていたら、前方から走って来た車が私のそばまで来ると速度を落とし、すれ違いざまにプップッーとクラクションを鳴らすではありませんか。
誰? と思ったら近所のおじちゃんでした。話したことなんかほとんどありません。それでもわざわざプップッー、可愛いじゃありませんか、優しいじゃありませんか。
見た目も小柄でどことなく可愛らしく優しそうなおじちゃんなんです。私は手を振って大きな声で「こんにちはー」と挨拶を返しましたよ。
私のこと、しっかり覚えててくれたのね、おじちゃん、ありがとう。
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で、今日はスーパーへ。買い物終わってタクシーを呼びました。と、その時、あらー、お隣の奥さんが近づいてきて、車で来たから「送ってあげる」と言ってくれましたよ。
でも、もう遅い、車、呼んでしまった、と断りましたが、あのおじちゃんといい、そんなちょっとした優しさが身に沁みる人生の秋であります。
そしてスーパーからの帰りのタクシーで、あの婆ちゃんが野菜を育てている畑の前を通ったら、小さな小さな婆ちゃんの姿が。
あらー、久しぶり、元気で良かった、良かった、安心しました。
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