鏡を見るたび、歳をとった、そう思う。あーあ、もう、そんな歳なのね。
それも今では抵抗するでなく、受け入れた。嬉しかないけど、受け入れて、加齢と仲良く気分よく暮らしていくしかない。
病気もそうだ、受け入れるしかない、自分を責めてもしょうがない。この歳だって、まだ全てが終わったわけじゃない。
年寄りなりのそれなりの若さや希望や夢だってあるのだ。そう思いたい、残りの人生そう生きたいものだ。
これは、きっと歳のせい、いつの間に、でも、なんで、なんで私が?
最初にそう思ったのは60を過ぎて人生初の大きな病を知った時だ。
でも、幸運にも回復し元気になったら歳のことはあまり考えなくなった。
当時は走ることも何時間でも歩くこともできた、歳のわりには元気だとさえ思えた。
また病気を経験したお陰で健康にも気をつけるようになった。
が、しかし、あれから月日は流れ、またまた想像だにしなかった今回の病で、完全ノックアウトだ、それも両脚なんて。
で、今回ばかりは、しみじみつくづくこの歳を、加齢を恨んだ。
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この病気は若い人もなるけれど、もう、この歳だもの、前回のような回復はないだろう。
完全に歩けなくなるのも時間の問題、手術したところで……と、一時は受け入れる気力もなくし、考える全てが後ろ向きとなってしまった。
が、しかし、それからまたまた時は過ぎ、今も、脚は相変わらずですが、当時に比べたら私はとても元気になりました。
あれから数ヶ月、やっとこの事実を冷静に受け止められるようになり、求めよさらば与えられん、有難いことにちょっと希望の持てる情報も入ってきました。
しかし、心配ごとはそれだけじゃない。
身体のことも他のことも、ああ……まぁ、しかし、今、考えたところで、なるようにしかならない。
そうして今日を明日を生きていく、しかない。
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