年寄りだって年寄りだって、見よ、この再生力を

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眠りは短い死、眠りから覚めると新しい私が…

料理、やる気が失せても自分でせねばおまんまは食べられない。だから今夜も1時間ほどキッチンに立った。

どれだけやる気がなくてもそこは生来の料理センスがあるものだから、まぁ、いつでもそれなりに美味しいものは作れる私なのだった。

ほんとか? そうだ、自分のおいしいは自分が一番よく知っているのである。それを他人が食べて美味しいかどうかなんて、知ったことじゃない。

けれども、やる気のなさは注意力散漫につながり、少し前には両手あちこちに切り傷や火傷を作った。

1ヶ月ほど前、左手甲側の人差し指、第1関節から第2関節までを火傷をし、水膨れになった。

それを大事に大事に薬も使わず手当てし、やっと一皮むけた人差し指には淡いピンク色した新しい皮膚が生まれていた。

それは年寄りの皮膚とは思えないほどの繊細な色と薄さで、今にもピッと裂けそうなツヤツヤピカピカのおニューな皮膚なのだった。

そして、その色といい、薄さといい、艶といい、あまりの美しさに思わずジッと見つめ感動さえしてしまった年寄りであった。

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なんたる美しさ、なんたる再生力、年寄りだって、年寄りだって生きているんだ、再生する力があるのだ、と指を見ながらしみじみつくづくそう思ったのだった。

美しい? ほんとか? 本当だ、他人がどう思おうと自分はそう思うのだからそれでいいのだ。

人間の力はスゴイ、こんな年寄りであっても、ばい菌に侵されもせず、無事、新しい皮膚を生み出す力があるなんて。

そんなの当たり前?

そうじゃありませんよ、歳とると、当たり前が当たり前でなくなるの。たかが、風邪、たかが火傷、たかがたかがとたかがをナメとると、とんでもないしっぺ返しをくらうの。

で、思ったのですけどね、私の股関節も少しずつでいいですから、再生してくれないかしらね。

それと、歯ね、鮫の歯みたいにどんどん入れ替わってね、いつでもなんでもバリバリガリガリ噛み砕ける歯、そんな歯、憧れますわな。

うーん、そんなこと言い出したらキリがないですけどね。まぁ、歯は無理でも、身体の再生力、自己治癒力、それを信じたいものです。

それにはやはり、自分を大事に、甘やかしすぎず、心の健康も大事だわよね。

 

以前もこんなこと書いたような? 恒常性とかホメオスタシスとか、そんな気がする。

「また、同じようなことばかり書いて」

だって、年寄だもん、そういうことで許してちょうだいね。

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