三が日は終わる。明日から生活は通常通り、なんて私が言うのもなんですが、まぁ、何だかよくわからないけれど、気持ち的に、やれやれ、そんな気がしないでもない。
年が明けても生活は変わりなく、少々退屈でも、変わらないが何より、どうか悪く変わることがないように、そう強く望む年寄りであります。
お隣の奥さんのセリフじゃありませんが、「もうこの歳になったら、いつどうなってもおかしくないんだから」しみじみ、そうですわね。
私の住まいからちょっと行ったところに、庭の手入れの行き届いた家があります。
しかし、昼間、いつ通っても1階にある部屋の全ての雨戸が閉まっています、そして、シーーーン、静寂に包まれたその家は人の気配が全く感じられません。
なので、私はずーと、空き家だと思っておりました。
それにしては綺麗な家、空き家にしておくのはもったいない。きれいなうちに一刻も早く売りに出したほうがいい、と余計なお世話をしたくなったものですが……。
が、えー、人が住んでいる? 70代の夫婦が。
えー、うっそー、でも、なんで、昼間も雨戸全部、閉まっているの? 家の中、真っ暗でしょ? どうやって生活しているの? 電気がある? それにしても……。
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で、どんな人が住んでいるのか? ところが、奥さん、見かけました、去年の秋に2回と、今日の午後に。ご近所さんに教えてもらっていたので、間違いないでしょう。
で、この奥さん、少し、認知が出始めているとのこと。ご主人のことは知りませんが、1人で出歩いて大丈夫なのでしょうか、ちょっと心配ですね。
また昼間から雨戸全部閉め切ってどういう生活をしているのでしょうか?
でも庭の手入れはきちんとされているので、今のところ、私の心配は、余計なお世話なのでしょうが。
ヨソはヨソ、昼間から雨戸閉めてたっていいじゃないか。ではありますが、何といっても高齢者。
2人暮らしと言っても高齢者。1人が病気や認知症であれば、もう1人に何かあった時、どうなるのだろうか?
ボラ活に参加していた時、70手前の1人暮らしの女性に、
「もし、洗濯物が2日間、干しっぱなしになっていたら、私の身に何かあったと思って、その時はお願いします」みたいなことを言われことがあります。
しみじみつくづく他人事じゃありません。
新年早々、こんな話になってしまって、そんなつもりじゃなかったのですがね。
まっ、それもこれも加齢のせいなのね、と、大目に見てちょうだいね。
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