今日も散歩に出ましたよ。そうしましたら昨年の秋でしたか、初めてお話したご近所さんが丁度、車で帰宅したところに出会いましてね。
御主人と一緒でしたが、御主人はさっさと家の中へ。名前は確か…… Y さん、お歳は75歳? だったと思うのですが、親し気に話かけてきました。
話の内容は、御主人の病気のこと、そして以前と同じように、ご自身の身体の不調を話されるのでありました。
ふむふむ、そうですか、そうですよね、わかります、大変ですね、えー、うそー、ほんとですか、こうして年寄り2人の話は進んでいきました。
彼女は、喋るオンリー、そして私は、聞くオンリー。
いいの、いいの、聞きますよ、いくらでも、人生の先輩アナタの病気は明日のワタシの病気となるかもしれません。
ですから彼女の話すこと、しっかり頭の中に納めましたよ、もちろん御主人の病気のことも。
どれくらいそうやって話していたでしょうか? で、まぁ、とりあえず会話は終わり、では、と言ってお別れして、それぞれの家に戻りました。
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で、家に戻り靴を脱いでヨッコラショ、で、…………そう言えば、御主人は、どうしたって? えーっと、脳の……???……それと確か、もう一つ重篤な、えーっと……。
で、奥さんの方は何だって…………うーん…………思い出せない、あれだけしっかり聞いていたはずなのに。
唯一、思い出せたのは、「耳鳴りがひどい」「眠剤つかってもよく眠れない」。でも、それは以前も聞いたことであります。
話の内容が、ぜーんぜん、思い出せない、そんな自分がちょっと怖くなりました……ああ、それで思い出しました、認知症の話もしました。
でも他が思い出せない、でも昨日のご近所さんの年賀状の話は覚えてますよ、ハガキの枚数は15枚、で、届いた賀状の数は、えーっと、えーっと……。
まぁ、それくらい、どうってことない、ご愛敬。
これって脳が勝手に選別しているのでしょうか? 覚えとく、と、忘れていいを。
そう言えば、思い当たることがありますですよ。この話を書くとまたまた長くなってしまいますのでやめますが、とりあえず、今日は、Y さんと会って病気の話を聞いた。
Y さんは、私の体のことなど、全く、心配もしてくれず、訊いてもくれなかった。
それだけはしっかり覚えていますよ、それでいいでしょうかね。
で、また今度お会いしたら、また同じ話に、それでいいですよね。
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