明るい話を書きたいけれど、なんかね、どうにもね、今はちょっと気分が上向かないのよ。
うーん、まぁ、そんなわけで夕飯担当者となった私は、毎日午後3時を過ぎると、より、憂鬱になってくるのです。
うーん、さてさて今夜は、何を作ろうか? これですよ、私を、より憂鬱にさせるのは。
老きょうだいは、何たって食べられるものが非常に少ない、そして味付けも好き嫌いが多い。
そして私は料理が得意でない、当然レパートリーも非常に少ない。ましてや人のために料理をするなんて、冗談よしこさん、ですよ。
でもって、材料はといえば、魚(ウナギ、アナゴ、貝類は除く)、大豆製品、豆類、野菜、卵。
肉はゼロ、その加工品もゼロ、ブツが入ってなくても味付けやスープにそれらの動物臭をちょっとでも感じると、もうそこで、はいそれまでよ。
普段は、そんな怪しげな? 食べ物には最初から近づかない老姉ではありますが。
肉だけでなく「ホタテの匂いがする、食べられない」なんてこともあった。
なので同じような料理が今日も明日も明後日もグルグルグルグルグルグル回って回って……ああ、作るも食べるも、もう飽きた。
老姉妹2人して、「飽きたねー」
とは言うものの、
(ナヌーーーーー、飽きただとーーーーー作る人の気持ちにもなってみろー)
【スポンサーリンク】
飽きた、なんて……………いけないわ、毎日、こんなにお腹いっぱい食べられて、有難いと思わなくては。
そうよ、有難いことだわよね。
「ねーーー」「おいしかったわねー」「ねーーー」
老姉妹はお互いそう言い合って、今日の夕げも平和に終わっていったのだった。
食事の満足度は?
そんなこと知らん、知ったこっちゃない。
最近、私の密やかなる愉しみは、夕飯を終えたらこの部屋に戻り YouTube で、昭和にどっぷり浸かることなのであーる。
バブルもいいがその前の60年代、70年代だわよ。音楽・映画・本・人・ファッション・流行etc. etc. ああ、懐かしい、楽しい、泣けるほどに。
そして、あーあ、歳をとったものだ。でも、まっ、楽しければいいじゃないか。
先日、昭和のテレビドラマ『 岸辺のアルバム 』と書きましたが、多分、私の勘違いで、やはり山田太一・脚本の『 それぞれの秋 』だったような。
「病気が言わせてるのよ」それは妻であり母親役の久我美子のセリフだったと思います。
そして桃井かおりのスケバン役、忘れられませんね。気の弱い小倉一郎とのやり取りが今でも目に浮かびます、笑えます。
【スポンサーリンク】