老姉妹、親子に間違われ…笑えない

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ーこんな時もあったかなー

気温の上昇で、まぁ、雑草の成長の速いこと逞しいこと。そして我が家の庭は草ボーボー、ひどい、目に余る。

こんな家に住んでいられる人って、どんな人? 信じられない、近い将来のゴミ屋敷か。

うーん、いくらなんでもそれだけは、ということで老姉妹、やっとこさっとこ昨日になって、重い腰を上げヨロヨロと、草むしりの道具を買いにホームセンターへ。

あれこれ探すだけでも、はぁ、脚が、脚が……休憩なしには歩けません。

そして次に目指すは食料品の調達。1日100歩しか歩かない老姉もヨレヨレヘロヘロです。

しかし自分のことは棚に上げ、久しぶりに明るい空の下で見る老姉は、ほんとに歳をとってしまいました。

いつからこんな急激に変わってしまったのか? 

頭、真っ白、背中も丸くなって、身長は勿論のこと、体がそのものが、ふたまわりほど小さくなって、杖をつき歩く姿は……。

「もう、バアサンだから、いいのよ」と老姉は何かというとそう口にしますが、いいわけがありません。

自分で言うのと他人に言われるのでは意味が違います。

それが証拠に、「そうね、アンタはもうバアサンだから」私がそのようなことを言えば、一瞬にして表情は変わり、

「ババアのアンタに言われたくない」と返されます。

前期高齢者 VS. 後期高齢者、緊張ピリピリの一瞬です。

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で、話は戻りまして、何とか姉の銭で買い物を終え、姉の銭でタクシーを呼びます。老姉はケータイを持っていないので、老妹、ここで存在感を発揮です。

老姉妹より若く親切な運転手さんは、我らの購入品をトランクに積んでくれ、カートまで戻してくれます。

ありがたいことです。しかし、それは、私たちが、どれだけ「老人」、そういうことでもあります。

と、ここまでは良かった。家に着くまでの間、運転手さんと時々、他愛のないお喋り、それも許容範囲。

ところが、運転手さん、我ら、老姉妹を、母と娘と勘違いしていた。勘違いも思うだけならいいが、それを口にしてもうた。

あーあ、それを言っちゃ、お終いヨ。

一瞬、車内は、しーーーーーーーん。

いくら感じがいいからって、親切な人だからといって、言っていいことと悪いことがあるんだよーーーーー。

まいったな、想像してみてくださいよ、狭い車内で、3人それぞれの立場で、笑えませんよ。

姉妹だと知った運転手さん、色々ホローしてましたが、時すでに遅し。

そんなことがありまして、夕飯は買ってきたものをただ並べただけでありましたが、なーんか、いつもより会話も少なく食べ物の味もなかったような、そんな夕げでありました。

以前も同じようなことを書きましたが、間違えるんじゃない、迷惑なんです。

ババアになっても年齢に関しては、センシティヴ、分からなかったら、口にするな、言うな。

男の人は、女の人の年齢に、こだわるくせに、デリカシーがない、ったく、もう。

勿論、そうでない人の方が多い……そう……思い(願い)……ますが……。

それから誤解のないように記しますが、親子に間違われたといって、決して、決して、私が歳より、若く見える、そういうことではありません。

姉ですかね、今月、姉が外に出たのは、昨日で2回目。どうすれば、もう少し、自分自身の身体のことに関心が向かうのでしょうか?

でもね、どちらが先に、こればかりはわからないですがね。

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