姉と畑の肉 / 弟を見送り母親を見送って、70代、たった一人

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

野菜も色々あれど…だけれども…

ちょっとだけ昨日の続き。

ひとりになったら料理なんかしなくなると思う。イヤでもメンドウでも、夫がいるからこそ、料理をする。

でも、それが結局は、自分の健康につながり、元気につながる。

そう考えれば、夫に感謝。

以前にも書いたけれど、そう言う人が、現実に、いるわけですよ。

モノは考えよう、偉いわ。でも、私とは、真逆だわ、爪の垢でも? 要らないわ。

当家は今夜も「高野豆腐」を煮た、「きぬさや」を入れて。高野豆腐は家計に優しい、姉にも優しい、季節も関係ない。

豆腐・高野豆腐・冷奴・納豆・厚揚げ・がんもどき、そしてまた高野豆腐と、グルグル毎日、毎回、何かしら「畑の肉」が食卓に。

これらは「肉」を食べない姉用スペシャル献立? なのである。

うーん、ヘルシー、しかし、さすがに飽きてきた。

【スポンサーリンク】

 

姉は今日も1日、家の中。私はちょっとだけ散歩に、ハーイ、近所の H さんに出会う。木陰に入ってオバチャン2人、話の弾むこと、弾むこと。

独り者の彼女が、ここ、「実家」に越してきたのは「癌」になったからだと言う。

そして数年前には、やはり「癌」で逝った弟を見送り、そして母親を見送り、今は、本当に「ひとりぼっち」になってしまった。

そんなことを淡々と話す彼女。で、自分が「癌」と知らされた時も、動揺もショックもなく「ああ、そう」そんな感じだった、と。

抗がん剤治療も経験してるのに、なんかサバサバしちゃっててね、強い人だわ。

でも、「長生きはしたくないわ」、それは私も一緒だわ。自然とそんな話になりましてね。

2人して、この先のああだこうだを色々と。でも、そんな話ができて、よかったわ、似たような考えの人がいて、ちょっと心強かったわ。

他人だからこそ、サバサバ淡々と話せることもある、そう思いましたです、はい。

私の姉は「そういう話はしたくない、聞きたくない」の一点張り。それは裏を返せば、「恐怖」、なのでありますが。

でも、もう、お互い、歳が歳だけに、逃げてばかりもいられない。少しはそういう話もしといた方が、と思うのですがね、どうでしょうか。

【スポンサーリンク】