今日も気分は乗らないけれど、作りましたよ、肉っ気ゼロ料理。
今夜はサーモンのマリネもどき、大根と油揚げの味噌汁、ねぎ焼き、長芋焼、で、今日のメインディッシュは? はい、ガンモドキィーーー。
するとテーブルに並んだ料理を見て、姉が「あらー、なんだか一杯、呑みたくなるわねー」
と、言ったけれど、聞こえないふり、アンタには寝酒が待ってるでしょ。私も今は呑まないのだし。
では、いただきます。
「うんうん、おいしい」姉は、そう言って食べてました。
おいしいと思わない時は、ただ黙々と食べます。
それがわかりますから、私も、黙々、モグモグ、で、気持ちは、あーあ、(料理なんか)やりたくね。
でも、おいしいと思った時の姉は「おいしい」と言葉にし、そして作り方を訊いたりするのです(未来永劫、作ることはない)。
おいしい、おいしくない、好きじゃない、まずい、口に合わない、食べられない。
こうした料理の評価が、姉は言葉に態度に素直に出るのです。悪気はない、無意識なのですが。
しかし、それをこの妹は見逃さない。
でもね、この私が、毎晩、毎晩、おいしい、おいしい、そんな料理など用意できませんがな。
徒歩圏内で、姉が食べられ気に入る料理を提供してくれる店があるのなら、週一くらいは「外食したいねー」しみじみつくづく、ほぼ毎晩、そんなことを言ってる老姉妹です。
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以前、書いたかもしれないけど、ウッカリサンに聞いたことがある。
「(夫は)おいしいとか、料理の感想言う?」
「ううん、何にも言わない。しょっぱいとか辛いとか、そう言う時だけ言う」
ンまあ、なんて憎たらしい亭主なんでしょ。
そんな亭主では、料理する気、どんどんなくなるでしょ。
彼女も料理は好きじゃない、料理は務めだと思っている、そう言っていた。
座れば料理が出てくる、それが当たり前のことだと思っているんだな。
で、「おいしそう」とか「おいしいね」と言ってくれれば、まだしも、ったく。他人の亭主に腹立ててもしょうがありませんが。
おいしくなければ、おいしいとは言えない? まぁ、そうなのですが、でも、「ありがとう」は言ってくださいよ。
美味しいと思ったら「おいしい」そう言いましょう。そうすれば、彼女も、ちょっと頑張ろうかな、なんて思うかもしれないし。
何かしてもらったら「ありがとう」そう言いましょう。そうすれば、もっと優しく親切にしてくれるかもしれません。
何たって、アナタは、彼女より、かなり年上なのですから、その辺のところ、よーく考えたほうがいいですよ、大きなお世話ですが。
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