中年・高年…太って痩せて…それは歳のせい(と、医者が言った)

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関節は、お手柔らかに!

会うたびに、痩せたい、痩せなきゃ、でも痩せないと言い続ける、ご近所 A さんと立ち話。

そこである人の話がでた。

ご近所 A さん「最近、〇〇さんが痩せちゃって」

〇〇さんのことは私も気になっていた。

ちょっと見かけない間に急激に痩せた、痩せていた。体調でも崩したのか? 年齢も年齢だし(70代)。

しかし〇〇さん本人にも痩せる原因は思い当たらず、主治医にそのことを訊いてみたらしい。

するとその正直な? 口の悪い? 医者は、

「それは、歳のせい」、と、デカイ声で一刀両断。

その先生を知っている A さんと私は「あの先生らしいね」と大笑いしたが、全く失礼な人でもある。

先生の声がデカイ理由は、先生も年寄り、患者も年寄りが多い。だから必然的にそうなった。失礼な年寄りの私はそう納得するのだった。

主治医とはいえ、年寄りにそんなこと言われたくないものだが、お互い年寄り同士、ここは笑うしかないか。

もし、これが若い先生だったら、フン、カチン、ムカッ、笑えないかも。

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でも、まぁ、深刻な病気で体重が減ったのでなく、良かった。

歳のせいなら……仕方ないか。

歳のせいなら、とりあえず……ひと安心か。

嬉しかないけど、単純に喜べないけど……。

姉もそうだった。1-2年の間に体重が10キロくらい落ちていた。

これは加齢によるフレイルのせいか。

加齢と共にフレイルはどんどん加速し、筋肉量も骨密度も減少し続け、今では普通の道を歩くことも難しくなってしまった。

怖ろしいことですよ。普段から体を動かさない高齢者が、短期間に知らぬ間にガクッガクッと体重が落ちる。

だから、A さんにはいつも言うのです。

「ぜーんぜん、太ってないわよ」

彼女は60代後半、パートになったとはいえ仕事にもまだ行っている。

太る、太れる、食べられる。それは、体が活性してるからじゃないの、若い証拠だ。知らんけど。

その逆? それはその逆よ。そういうことよ。知らんけど。

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