どん曇り土曜日、年寄りの心もどん曇り…そうかな? わからないな?
食欲より物欲より何より「ゼニ」に欲。それは超・高額・高級? 老人ホームに入るための銭。
生きるエネルギー源である食欲が落ちに落ちた。
お腹が空いたもなければ、何を見ても「ああ、食べたい」が、ない。
仕事に行っていた時は、仕事が終われば、いつもお腹がペコペコ、何を食べても感動のうううんまい。くたびれ萎れた花金、週末はグビグビが五臓六腑に染み渡り、また生き返ったものじゃった。
しかし今は寝てるんだか起きてるんだか生きているんだか、まだ死んじゃいないってことだけはわかるけど、なんだかな、そんな日々の繰り返し。
【スポンサーリンク】
見ても食べたいものがなく食欲もわかないが、物欲は別、見れば次から次へと欲しいものが増えていくのだった。
今も欲しい欲しいがあるけれど、買わない、買えない、服や靴やバッグなど買ったところで身に着けたところで、行く先がない。
そうでした、そうでした。ですから「売り切れ」となっているとホッとしますです。
こうして物欲を、張り倒し、抑え込み、諦めの時が過ぎると、加齢はまたひとつ上のステージへと進みます。
食欲も物欲も失せた年寄りが次に目指すものは、高額・超・高級、はい、老人ホームとなるのでしょうか?
しかし、高級であろうと人間の基本的営みに変わりもなく、起きて半畳寝て一畳、運動量も減り食欲の落ちた年寄りに豪華な食事も必要ない。
そうでした、そうでした。ま、そんなゼニもありませんから考えるだけ時間の無駄というものでした。
古びた家で、苔むした人間が、老いにも逆らえず、生きているから、ただ生きて行く。
とりあえず明日の予定は投票に行って、明後日は? それより先は考えない、考えてもしょうがない。
「それで済むと思うなよ」どこからかそんな声が聞こえてきますが、「だから、なんだ」「だから、どうした」と応えます。
欲しい欲しい欲しいものがある、まだまだやりたいこともある。これだけ欲があるならば、まだまだ元気だエイエイオー!
【スポンサーリンク】