「年寄りの3年」ああ、歳をとった

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好きと似合うは違う…はいはいはい!!!

昨日は姉と電車に乗って繁華街へ。

んまぁ、すんごい人の数。このような人混みの中を歩くのは、痛みで歩行不自由だった2年前の私なら、足がすくんでしまったことでしょう。

ところが今はどうだ、さっさと歩けるではないか。安定のため杖は持っていったが、なくても大丈夫かな、との自信を得られ、感謝感謝。

久しぶりの都会だというのに、物欲あっても欲しいものがない、似合うものがない。ということで、私は「スリッパ」を1足買っただけ。

姉はといえば、デパートで、私と店員さんの強引な? 押しによりステキなコートをお買い上げ。

着て行くところがない? あるじゃないか、病院に、スーパーが。

今生で、こんなコートを購入するのは、これが最後かもしれないのだから、ジャンジャン着ればいいじゃないか。

「そうね、最後かもね」

すでに姉は歩くのも辛そうなので、デパ地下で夕飯の弁当を買って、さっさと帰宅。

3年前の私なら、まだまだ帰りたくない、もっともっと色々見たい、夜もどこかで食べて帰る、だったのに。

3年は大きかった。改めて今更ながら自分の歳を老いを、しみじみつくづく。

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歳を、とった……明らかに……3年前とは違う……。

それは売り場の大きな鏡ではっきりと思い知らされた。自宅の見慣れた鏡に映る見慣れた自分とは、なーんかどころか、明らかに違う。

えー、これが、私?

きれいなものが並ぶ売り場の明るい照明の下では、老いもクッキリハッキリ情け容赦なく照らし出されるのだった。

うっそー。今日は顔だってちょっと頑張って外出用にしてきたのに、ああ、それなのに、この現実……うう、辛い、年寄りの心あっけなく折れた。

間違いなく脚が良くなっきた。人混みの中でそれを確認できたのは心から嬉しいこと。

ところが、自分が思っていた以上に歳をとっていた。これを確信させられたのは、心に良くないこと。

嘆いたところで3年前には戻らない。こんなものじゃない、これからの老いの本番は。

であるならば……うーん、考え中。

姉はといえば、久しぶりの外出で、人混みの中を歩いたせいか、体は疲れているのに、神経が昂ってしまったらしく今朝5時半頃まで眠れなかったそうな。

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