最近は、まぁまぁ眠れるようになったので、体調も良好。そう思うことにする。
で、今日も元気だ、そう思うことにして、晩酌再開とする。
うーん、うんまい。
隣に姉はいるが、完全ひとり酒。
私の視線はテレビ画面に。
ところが私の心は画面を離れ、どこか遠くへ行っちっちーの。
そうして、いつの間にか、独り言ブツブツ、完全にひとりの世界。
で、ふと我に返り、あれ……私、今、ひとりで喋っていた?
すると今度は突然、そんな自分が可笑しくて、笑いがこみ上げてきて。
クックックッ、笑いは、抑えれば抑えるほど可笑しい、可笑しくて涙まで。
隣で姉が「どうしたの?」と何度も訊くけれど、説明なんてできないの。
あー、可笑しかった。こんなに笑ったのは久しぶり。
ひとりで呑んで、ひとりで喋って、ひとり笑う。
そうなのだった。私は、ひとり遊びのできる年寄りなのだった。
大丈夫か?
大丈夫よ。今日も元気だ、アルがうんまい。うんまいことはいいことだ。ひとりだって、可笑しい、楽しいことはある。
そう思うことにしよう。何だかよくわからないけど。
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