姉、歩く / 年寄り、それぞれの元気さ基準

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上を見ても下を見てもキリが無いけど…

ビックリしたな、もう。

姉、何を思ったのか、外に …… 散歩に行ったようです。

1年に、1-2回、こういう日があります。

今年、姉がスーパーと病院行き以外で、本格的に? 歩いたのは、秋に1回、都心まで買い物で1回、で、今回と合計3回です。

なので今年はもうないでしょう。

姉は、もっと歩くべき、動くべき。

ではありますが、転倒が怖い。家の中は歩けるのだし、今更、無理に外を歩かなくてもいいんじゃね。最近は、そう思うようになった妹です。

先日、立ち話したご近所さんは、姉と同じ歳。

あちこち悪くて痛くて、眠れなくて、おまけに1日中、うるさい耳鳴りに煩わされているそうです。

あちこちの病院に行ったところで、あれやこれや服用したところで良くならず、結局、「歳のせい」で片付けられてしまう。

だからね、もう諦めたの、考え方を変えたのよ。

体調により最悪な気分の日もあるけれど、この歳で、まだ歩ける、庭仕事もできる。人の手を借りずに食事、トイレ、入浴、1人で出かけることもできる。

ご飯も美味しく食べられる、こんなにできることがある。この歳で、これだけできれば充分。そう思うようしたの。

全く、その通りだと思います。だいたいですね、失礼ですが、そのお歳で、何時間も、しゃがんで庭仕事ができる。

それだけでも、驚異ですわよ、スンゴイことですわ。

言葉も淀みなく次から次へと。見た目も、すごく元気そうに見えますわよ。

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同年齢とはいえ、見た目の元気さはこの人に適わない姉ですが、毎日、呑める、食べられる、眠れる。

頭がお腹が肩が腰が痛いとか、食欲がないも聞いたことがない。

外に出ないせいか、風邪も20年くらい引いたことがないと思う。

人には体質、体型、合う合わない、得手不得手がある。ましてや高齢になればなるほど歳のとりかたも、見た目も人それぞれ。

今更できないことを数えるより、できることを数えた方が。

まぁ、消極的解決、納得方法ですが、物は考えよう、諦めも肝心。

無理して怪我して入院、そして寝たきり、それよりはいいかもしれない。

しかーし、まだ多少でも、努力できるうちは、抗う気持ちは持っていたい。

抗いたい、努力もしよう。そう思う年寄りでもあります。

ああ、それにしてなんか焦る、毎日、焦っている、焦りが焦りが、うーん、募っていく。

ああ、この脚だ、脚のせいだ、まだ諦められない。

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