
行かなくちゃ、本を返しに行かなくちゃ。
ですけど、この年寄り、この酷暑のなか、無事、図書館までたどり着けるでしょうか? それから買い物も済ませ、無事、生還できるでしょうか?
強烈猛烈、この炎天下、注意報出てますよ。
しかし、行かなくちゃ。
そして気分転換求める年寄りは何が何でも、行かなくちゃ、歩かなくちゃ。
うーん、でも、年寄りだもん、大丈夫かしら?
昨夜も寝不足な年寄り、正直、ちょっと不安。
最悪、救急車に乗せられることも覚悟して、先日届いた「資格確認書」をバッグにしまい込む。
汗で顔も、きっとグチャグチャに。それでも面倒でも日焼け止めを兼ね、薄化粧もしちゃう年寄りだった。
それはね、何とか、自分と折り合いつけられるくらいの見た目は保っていたいからですわよ。
そして化粧をし始めると興が乗り、めんどくさいはどこへやら、気分まで上がってくるのである。
よーし、準備完了。
よーし、出陣と玄関へ向かう。
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午前10時過ぎ、秋冬春なら、まだ寝ている姉だが、この時季は多少早起き傾向になり、すでに朝食を終え、私のそばに来て、
「ねぇ、ちょっと、大丈夫? 暑いわよ。タクシー呼べば、タクシーで行きなさいよ」と言う。
少し、早起きになったとはいえ、姉の見た目は、寝起き、そのまんま。
なので、思わず、
「(私のことは)大丈夫。それより、アンタ、顔、ひどいわよ」
すると姉、
「うん、わかっている」との返事。
ええっ、ひどい。
いくらキョウダイでも、そんなこと……。
ちょっとー、いくら何でも失礼じゃないの。
なんの、なんの。これくらいは日常茶飯、挨拶代わり。
しかし、言えないこともあるのである。
それは小さな親切か、それとも不親切か? または大きな優しさ? それとも余計なお世話?
それは親子・夫婦・兄弟・姉妹、立場変われどあるのではないでしょうか。
そして「それを言っちゃ、お終い」、
それも、きっと、お互い、あるあるのである。
我慢だってしてるのである、お互い。
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