
ベッドから落ちた姉の腰の痛みは、鎮痛剤も効かない、湿布も気休め?????
これだけ強い痛みが続くのはやはり、骨折かヒビか?
もうこの際、原因などどうでもいい。それより何よりこの痛みを和らげて欲しい、姉の望みはただそれだけ。
病院に行けば、少しは、今よりは……。
そんなささやかな望みは、あの先生の登場により、木っ端微塵に吹っ飛んだ。
全くもって甘かった。老姉妹ギャフン。
レントゲンとM R I の診断から、姉の腰の痛みは、脊椎の圧迫骨折のせいらしい。
痛みでめげている高齢者なんですから壊れ物なんですから、少しは優しくしてください、お願いします!
しかーし、整形外科医からすれば、年寄りの圧迫骨折など珍しくもなんともないのでしょう。
でもね、患者はね、痛い思いして不自由な身体でやっとこさっとこ辿り着いたのよ。
ああ、それなのに、甘えんじゃない、患者の泣き言など一刀両断、情け容赦ない先生の非情なるお言葉。
痛みの軽減? 痛み止め?
「そんなものない。麻〇売ってんじゃないんだから」
(はぁ~? 今、麻〇と仰いました?)
痛い?
「骨が壊れちゃたんだから、痛いのは当たり前でしょ」
治療?
「自然治癒しかないの」
(まぁ、そうかもしれませんが、だったら来た意味ないじゃん)
湿布?
「(薬)飲んで効かないのに、貼って(湿布)、効くわけないでしょ」
と、まぁ、最初から最後までこんな調子、取り付く島もない。
でもですよ、たとえ気休めであっても、病は気から、気休め上等、鰯の頭も信心から? 藁にもすがりたい患者はそれが必要なんです。
【スポンサーリンク】
しかし最近では、「湿布薬を保険適用から外せ」そんな声もあります。年寄りがバカスカ持ち帰り、家に溜まり続ける湿布薬。先生の仰りたいこともわかります。
湿布薬……ここは素直に引き下がりましょう。
そして、これまたビックリ、受け取った処方箋の鎮痛剤は超軽めの────。
何、これ、これでは来た意味ないじゃん。これなら先日、ドラッグストアで薬剤師さんに訊き、購入した鎮痛剤の方が効果あるんでないの。
で、しつこい私は、病院をでてから調剤薬局で薬剤師さんにも確認しました。
中年の人あたりの良い薬剤師さんは「(姉は)他にも色々と薬を飲んでるみたいですから、先生は、これ(効き目、穏やか鎮痛剤)にしたんだと思いますよ。」
まあね、そうね……。
でもね、その鎮痛剤だけでは不安なのでね、姉の希望もあって、その薬剤師さんお薦めの「意味ない、効果ない湿布薬」を購入しました。
「正直といえば正直。でもあの先生は、開業医にはなれないわね。あれじゃ患者来ないでしょ」と姉が言ってました。
そうね、無理ね。でも、世の中色々な人いるからわかりませんよ、私みたいに。
来週また姉の付き添いでコルセット注文のため病院へ。
あの先生、今度はどんなことを仰るのでしょうか。なんだか愉しみになってきました。
先生の名言? 録音したいくらいです、期待しましょう。
【スポンサーリンク】