これ以上の安静? そこまでボケちゃいません

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失礼しちゃうわ。まるで年寄り扱いして、それも…

 

圧迫骨折のせいか、姉は、この1週間、痛い・眠れない・食べられないの三重苦。

姉につられ私も毎日寝不足でヘロヘロ。そしてあっち行ったりこっち行ったり、ああ、疲れた。

今、やっと少し落ち着きました。姉は痛みも多少和らぎ眠れるようになり、食欲も以前よりは出てきたようで、やれやれです。

 

姉の圧迫骨折は胸椎11番。胸から腰までのゴッツい、コルセット。

これを3ヶ月間装着。で、安静に。買い物にも行くな、家事もするな。

でもですよ、これまででさえ1日、家の中、50歩くらいしか歩かない人間が、これから3ヶ月、今まで以上に動かない、歩かないとなったら、3ヶ月後はどうなるのでしょうか?

当然、今よりもっとヨロヨロに。

足だけでなく、ペットボトルの蓋も開けられない姉が、廃用性萎縮とやらで今よりもっと虚弱になり、骨は修復されたが、家の中でさえも歩行困難、で、車椅子、そして寝たきり。 

3ヶ月……若い人ならいざ知らず、それが怖いって言うんです。

痛みが和らいできたら、「少しは歩け動け」「リハビリに通え」、あの口調で姉にバシッと言ってくれませんかね、ケンモホロロ先生。

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で、この先生、先日も書いた通り、薬は極力出さない。

「1ヶ月後にまたレントゲンを撮ります。それまで、鎮痛剤は<2週間分>しか出しません」

「ですから毎日は飲まないように。どうしても痛い時だけにしてください。できますか? 大丈夫?」

「うーん、(薬は)誰かに、管理してもらうといいですね」

「誰かいますか? ひとり暮らし?」

と、大きな声で。

まるで年寄り扱い、それもボケ老人に言い聞かせてるみたい。

まぁ、確かに年寄りですけど、そこまでボケちゃいません。

……そうかなぁ……。

 

「あの先生、今日はちょっと優しめだったね」と診察を終えた姉が言う。

前回、姉は「私、あの先生は無理かも」と、しょげてましたから、良かった良かった。

 

しかし、今回、しみじみつくづく思ったのは、年寄りが健康寿命を縮める、早める、失う原因って、身近なところに落ちているってことです。

圧迫骨折は、いつの間にか骨折もあり。知らぬ間に、あらー、骨折してたの? そんな人もいる。

でも痛みがなかったから、知らなかった。後遺症? 支障? ぜーんぜん。

どうせならそうでありたい。

 

しかし、年寄りは次から次へと、病院通い。

そして歩けないから、買い物、病院、いつでも往復タクシー。

タクシー代のことは考えないようにしようね。

歳とるって、大変だ、体も銭も。

でもね、もっと大変な人もいるってことを忘れちゃいけない。

負けるな、めげるな、エイエイオー! 遠くから祈ってます。

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