せめて年賀状だけは…と姉は書く「人との繋がり」

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「お元気ですか」来るも送るも嬉しい…来るわけないし送る人もないけど…

 

どうした? この年寄り、突然、毎日更新しだして。

何か嫌なことでもあるの? 何か吐き出したいことでも抱えてるの?

そんなことは全然ない。

でも、楽しい、嬉しい、待ち遠しい、それも全然ない。

まぁ、そんなものかしら、年寄り生活って。

またか、昨日も同じようなこと書いて……反省……それも書いたわね。

それもこれも歳のせいよ。許して頂戴ね。

 

でも、この年寄り、生身の人間相手に、同じことを何度も繰り返し言うようなことはない。

それは自信ある。

だって、そもそも相手がいないのだからね。

友達もいないしね。いいのいいのそんなこと。

かっての友人たちは私の心の中で、永遠に若くキラキラと濃ーく深ーく生き続けているから、それでいいの。

歳のせいか、最近はそんなブリリアントな時代を少しずつ少しずつ思いだしては愉しんでいるわ。

これは年寄りの特権かしら。なんちゃって。

勝手に言ってろ、年寄りの昔話はどうでもいい。早く本題にいけ。

はいはい。ということで、年賀状の話、姉のね。

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姉は今でも年賀状を書く。昔に比べたら枚数は減りに減ったけど、それでも毎年、律儀に書く。

だから、勿論、送られてもくる。姉から届いたから、慌てて返信なんて人もいる。

その人たちとは、もう何十年と会って、いない。年に1度の電話でのやりとりさえ、ない。

だけれど、姉は、書く、毎年。

それって、今どき、どうなの……私は、そう思っていた。

ところが、最近、考え直した。

続けるべきだと。

姉は外に全く出ないので、人と出会うことがない。近所に友人や親しい人がいるわけでもない。当然、会話する機会がない。

話す相手といえば、この生意気な妹と、2ヶ月に1度通う病院の医師と数分間、最低限のやりとり。

姉は、今や、直接、人と会って話をするようなことは望んでいない? けれども、年に1度、賀状だけの気楽な付き合いなら続けられる。それもささやかな愉しみ。

細くて薄い繋がりだけど完全に切ってしまうには未練がある、寂しい。

そんなところでしょうか。姉の心の裡はわかりませんが。

良いことじゃありませんか。期間限定、年1回のささやかで懐かしい付き合いが復活するのですから。

 

そう言うアンタはどうなの? 友達いないけど、大丈夫? 年賀状さえ来ないでしょ。

老人性鬱って怖いらしいわよ。

私? ぜーんぜん、こうして勝手なこと書ける場所あるし。読めば、うんうん、わかるわかる、ワタシタチ、気が合うわねー、なんて勝手に思える人もいるし。

外に出れば、気分が晴れるし、ご近所さんや見知らぬ人と話す機会もある。

それに、1人会話もね。ひとり言ともいうのかな、それがあれば寂しさも退屈さも感じないわよ。

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