
汚さも突き抜けると、やがて別世界が開けるのである。
「貧乏は金になる」「不幸は金になる」
と、西原理恵子が言っていた。と、岩井志麻子と中村うさぎが言っていた。(敬称略)
「ヒトの不幸は蜜の味」
うんうん、わかるわかる。貧も不幸もヒトゴトならね。
「ヒトの痛みは何年でも我慢できる」そりゃそうだ。
では、汚さはどうでしょうか?
自分の家でなければ、お隣さんでなければ、ゴミ屋敷と、その住人には、ちょっとばかし興味も……。
たまたま目に留まったYouTube。犬とオジサンのどうってことない普段の暮らし。
だけれど、このオジサンの家の中がスゴイ、普通じゃない。
どうスゴイかというと、汚さが半端ない、きったねーの、そしてぼろい。
それは驚きを通り越し、笑える、楽しい気分にさせてくれる、感動さえする。
オジサンの名誉のために? 言っておくが、モノは少ない。ゴミで溢れかえるゴミ屋敷とは違う。
台所? ここがまたまたスゴイ、笑えるほどに。
何年、何十年分の汚れと埃がこびりついた炊飯器も例外でなく、えー、うっそー、それで米を?
ですが、米が炊き上がり、触るのも憚られる汚蓋を開けますと、ジャジャーン、そこにはまさにキラキラ光り輝く「銀シャリ」が。
汚色が、米の白さを引き立てツヤツヤと、その対比が見る者に得も言われぬ感動を与えるのです。
ほんとか?
本当だ。そして笑顔と癒し、なのかな?
【スポンサーリンク】
また、オジサンと寝食を共にする喜怒哀楽も食欲も薄ーーーい犬が、これまたいい味をだしているのです。
オジサンと犬のどうってことない日々のひとコマ。
しかし、チャンネル登録者数は、まもなく60万。視聴回数1本につき100万回以上は当たり前。コメント数も相当なもので、それも好意的なものばかり。
でも、更新頻度は1年に数回?
うーん。もったいない………そこで下衆な私は考える。
もっと頻繁に更新すればいいのに。もっともっと稼げるじゃないか。もっとキレイなところに引っ越して、美味しいものたくさん食べられるのに。
しかし、このオジサンにその気配はありません。大きなお世話というものでしょう。
断捨離も掃除も整理整頓も終活も、しゃらくさい。
先のことを考えたってしょうがない。どうせ死ぬだけなんだから。
細かいことを言うな、チマチマするな。
このオジサンを見習え!
汚さも突き抜ければ、ヒトに感動や笑顔や癒しを与え、そしてゼニにもなるのである。
ほんとか?
知らん。後は自分で考えろ。
【スポンサーリンク】