「歳より、老けて見える」それは自分に返ってくる

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それもこれも全ては歳のせいなのよ。こんなに歳をとっちゃって、すっかり婆になっちゃって。はいはい、アンタに言われなくても、充分、嫌というほどわかっておりますですよ、年寄りだってことは。

でも、それを赤の他人に言われると何だかおもしろくない。ましてや実年齢より上に見られでもしたら、実に不愉快である、それを言った相手に怒りを覚えるかもしれない。

「どっちが婆よ、そのお言葉、そのまま、アンタにお返しします」

何年か前、私より年上の知人が言っていたことを思い出す。

「〇〇さんって、歳より老けて見えない? あの歳だったら云々」

それから月日は流れ、年上の知人は〇〇さんと同じ歳になった。

当時の〇〇さんと同じ年齢になった現在の知人。

同じ年齢だったら、どちらが若く見えるか? 

それは、問答無用、一目瞭然、当時の〇〇さんである、ここだけの話。

 

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当時の〇〇さんのことはもうあまりよく覚えてないけれど、外見、動作、話し方、どれをとっても、今現在の知人より若々しかったような気がする。

自分の婆さん度は棚に上げ、ヒトの婆さん度を云々は、危険だ、それは必ず我が身に返ってくる。

 

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 現在の年上知人は実年齢より全てが10歳は上に見える。もちろん、ここだけの話だが。が、しかし、たとえ、相手が婆さん以外の何物にも見えなくても、それを口にしてはいけない。

しかし、その「禁」をいとも簡単に破った人間がいる。その勇気ある恐れを知らない人は、知人より、少しだけ若い、知人の近所に住む、オヤジだ。

なぜ、私が知っているのか? 

それはたまたま私が知人と一緒にいたからだ。ちょうど去年の今頃だったと思う。

知人宅に遊びに行き二人でぶらぶら買い物した帰りにそのオヤジと遭遇。

暇人? 話好き? 人見知りしない? 人懐っこい? このオヤジ。で、この三人にはシニアという共通点があることに親近感を覚えたのか、年齢の話を持ち出した。

古くなっても、性別、まだ女に、けしからん、好奇心旺盛・無礼者オヤジでもある。

ご近所さんだけあって知人のおおよその年齢は知っているらしいが、私の歳を知りたいようだ。

(……なにゆえ、アンタに私の歳を教えにゃならんの?)

すると私の代わりに知人が答えた。

すると正直なんだか鈍いんだか、このオヤジ、

「えー、そう? 一回り以上離れている(私と知人の年齢差)のかと思った」だと。

ちょっと聞くと、私が知人より12歳以上若く見える、と喜びたいところだが、決してそうではない。

知人と私の年齢差は5歳であるにもかかわらず、12歳以上開きがあるように見える、知人が実年齢より老けて見えるということだ。

 

男性は女性より年齢に頓着しないからかもしれないけれど、頓着しないにも程がある。知人の気持ちにもなってみろ、ったく、全くヒヤヒヤした。

で、ここまで書いてきて、ふと、思う……。

……12歳以上の開き? 

無礼で正直者オヤジさんにお訊きします。

……それって、ひょっとして、まさか、私が、5歳年上の知人より、12歳以上年上に見えた、ってことじゃない、ですわよね?

 

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