新政権、新内閣、でも「新」という字が見事なまでに似合わない、似合わなさ半端ないでござる。
明日は敬老の日ですと。ああ、知らなんだ、だって私の周りに老いたる人はいないもの、と思っていたら、あらら、いつの間に、ひょっとして私のこと? 私がその当事者? 我こそは老いたる人? ということに気付いたのであった、ああ、無情。
しかしこの時代に「敬老」なんて言っても聞いてもピンときませんですわよ。「敬老」なんて言ったって、結局、「嫌老」もうひとつおまけに「老害」、こちらの方が時代にマッチしているように思ってしまうのは年寄りのひがみでしょうか。
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何もしていないのに、することも大してないはずなのに、することあってもしないくせに、なぜか毎日忙しい、あっという間に1日が終わっていく。
こうしてぼんやりうっかりしていたら、あらら、もう、終点間近、えー、うっそー、下りる準備まだなんですけどー、しかし悪夢の超特急は待ってくれない、容赦ない。
若い時は自分が歳をとるなんて予想だにできない想定外も想定外、成熟、熟成はあっても老いはなし。
老い、それは他の人には起きても私には起こらないなもの、そうだったはず。しかし現実は発酵も熟成もせず……腐敗か……言ってくれるなおっかさん、それを言っちゃお終いよ、ああ、無情。
もし、もし、もし、万が一、歳とるようなことがあったら、もし、おばあさんになるようなことがあったなら、もし、もし、もし…そうね、だったら、可愛いお婆さんになりたいわ、なんてテキトーなことをほざいていた若さは馬鹿さ時代。
可愛いお婆さんなんて、なるものか、というより、なれるわけないじゃん。だって、まだ、こんな歳だもの……まぁ、世間がそれを許すかどうかは別にしても、そんなことは知ったこちゃない。もうここまでくれば化石だの老害だの言われても死ぬまで生きる、それだけでございますわね。
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