「溌剌ですか……」ヒトの第一印象

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昼食アイスを溌剌と? 食欲落ちた年寄りのささやかな愉しみ !

このところ脚の調子が良かったものだから、たった10分ほどではあるけれど、毎朝、草むしりをしていた。

だが、そのせいか脚の痛みがぶり返した。それでも昨日は図書館へ本を返却しに、また7冊借りて帰る。

今回も分厚い本を2冊(上下巻)入れた。姉は、早速、昨日の夕飯前から上巻を読み始め、今日の午後に読み終えるとすぐに下巻を手に取り、この調子だと寝る前には下巻も読了となるだろう。

朝起きてから寝るまで同じ場所、同じ椅子、同じ姿勢で座りぱなし、で、本に没頭。なのに腰が痛いとか、肩が凝ったとか、目が疲れたとか、そんな話は聞いたことがない。

なぜだ? そしてスゴイ! マジでそう思う。

動かぬ姉はそのままに、私は杖を持ち散歩に出る。

脚の痛みは、昨日より幾分和らいでいるような気がする。最悪の時を思えば各段に歩けるようになった、脚も上がるようになった。

そんな当たり前のことが非常に嬉しい・感謝・感激の今日この頃なのじゃった。

そして年寄り歩けば、ご近所年寄り 〇〇さんに出会う。ボラ活時代に知り合った人だ。

歳はとっても、いつ見かけてもいつも身綺麗、お洒落な人、その印象は今も変わらない。そして彼女同様、庭も手入れが行き届いている。

定期的に植木屋さんが入っているのだろうと思ったら、全部、彼女が1人でやっているのだという。

これにはズボラ年寄りビックリ。身綺麗、お洒落な人という印象は、そのまんま家の手入れにも及び、全てにおいて手抜きしない人なのだった。

「性分なのよ、貧乏性なの」「部屋でも庭でも、散らかっていたり汚れたりしているのが目に入ると、じっとしていられないの」

それだけ動けるということは、頭も体も元気だからこそ、素晴らしいじゃありませんか。

ああ、それに比べ ………… ああ、当家も見習いたいものです(思うだけね)。

ところがこの人、最近は、出会って挨拶しても  ???  私のことが、よくわからないのよ(ちょっとー、だいじょうぶですかー?)。

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私です、私、ボラ活で、どうだらこうだら、と毎回、自己紹介? する羽目になるわけ。

しっかりしてた人なのに……やはり寄る年波には……そんなことを思ったりしてね。

で、今日も自己紹介しだしましたら途中で、「ああ、はいはい」と思い出してくれました。

「以前、お仕事に行く時、いつもここを通っていたでしょ? いつもタッタタッと足早に、溌剌としてたわよね」

すっかり思い出してくれましたですよ。 

彼女にとって、あの頃の溌剌としていた私と、今、目の前で杖をついている私がどうにも繋がらなかったようです。

当時だって別に溌剌としちゃおりませんがね、私は。

しかし、それも他人が私から受ける印象。でもね、だからね、第一印象は大事だよ、仕事が絡めば尚更だ。

初めに悪い印象を与えてしまうと、それが先入観や偏見となり、それを覆すのは大変なのだ。

で、彼女と立ち話を終え、家に向かいながら思った。「溌剌ね」…… 忘れてたよ溌剌、そうありたいけど。

でもさ、この歳でさ、体調がすぐれなかったり、どこか痛かったりしたら、溌剌なんてするわけないじゃん、溌剌なんて言葉も忘れてましたよ。

でも、今日、あのお洒落さんに言われて思い出しましたよ。

だからね、ちょっと心の片隅にでも「溌剌」を。で、時々、思いだしてね、引っ張りだしてね、自分を鼓舞しましょうね。

そう言えば、「いつも元気だね」そう言われていたこともあったのだった。

よーし、今夜だけでも時間制限ありで、溌剌と、元気に、エイエイオー! 

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