楽しい話はないけれど、話して楽しいオバサンがいた

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加齢に降る雨は暗く冷たい

関東甲信越地方、梅雨入り

目が覚めると雨音が。薄暗い部屋で寝不足、寝ぼけた頭に、突然、浮かんだのは、『 雨音はショパンの調べ 』あのメロディ。

小林麻美さん、人気ありました。彼女も今や60代の仲間入り、最近、また雑誌でお見掛けしますが、「らしさ」は、変わりませんね。

懐かしいじゃありませんか、そしてワタシも若かった。ところが加齢なる今朝は、何がどこがショパンじゃ、あーあ、また雨か、気分がどよよ~ん、と落ちていっちち。

 

両手に荷物を持って階段を上がる、すると右脚が痛みだした。で、そこを庇うために体が傾く、でも、手に持っているものを落とすわけにはいかない。

体傾く傾く、耐える耐える、力入る、すると左わき腹にビリリと痛み走る。ああ、痛い、痛い、何時間経った今も痛い。年寄りの身体は油断大敵だ。

そんなこんなで、最近、この年寄りは楽しい話がありません。が、先日、ご近所の K さんと立ち話してたら、おかしくておかしくて楽しくなってしまいました。

この人とはボラ活とウッカリサンを通じて、最近、話すようになった人、年齢は70代後半くらいか? で、まぁ、よく喋る、声も大きい、けど、うるさくない、面白い。

サバサバしてて、そうなの、そうなんですか、と相槌をうちながら、話がどんどん進む。冗談言うわけじゃないけど、アハハと、何だか知らないけど面白いオバサンだ。

オバサンは今、ひとり暮らし。数年前に御主人を、そのもっと前には娘さんを病気で亡くしている。どれだけ辛い思いをしてきたことだろうか、オババには想像も及ばない。

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けれどオバサンとワタシ、あっちが痛い、こっちが痛いと愚痴をこぼし、あのことこのことに大きな声で文句を言い合い、アハハと笑い合う。

あまりお会いすることはないけれど、最近、このオバサンのことがとても好きになった。笑わせてくれる、笑い合える人は貴重だ。

最近、笑うことも少なくなりました、笑うことさえ忘れておりました。笑うことは楽しい、おかしい楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しくなるのだ。

そんなことは知らん、どうでもいい。でも、たまには大きく笑う、大事だ、忘れちゃいかん。

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