世の中、右を向いても左を見ても節約・緊縮・節約・緊縮。
明けても暮れても節約せつやくセツヤクーーー、欲しがりません、年金暮らし。節約は当たり前、それどころか今では愉しみとなり、生きがいとなりました。
ほんとか？
嘘だよーん。
年寄りはコロナに怯え、夏の暑さに負け、冬の寒さにめげ、風に飛ばされ雨に溶け、おまけに脚の不具合で家籠り。
あああ、こんな生活、もう飽きた、あああ、さすがに飽きた、ほとほと飽きた、家籠り飽きた。
金はないが暇だけはある年寄りは、しゃーない、 YouTube でも視るか。そうして年明けから３月までを乗り切ったのだ。
YouTube は、ミラノ・ストリート・ファッションと、ある理学療法士のチャンネルである。
で、つくづく思ったわけ、お洒落って、元気がでるもんだわねぇぇぇ。忘れてたわ、この感覚。この年寄りにもまだそんな洒落っ気が残っていたのね、しみじみ。
真冬のミラノはモノホン毛皮をまとった人がいるわいるわ、ビックリだわ。セーブル・ミンク・チンチラ・フォックス、この時代にね、どうなの？ 揺り戻し現象か？
そして、いるわいるわ女性の歩きタ〇コ、これにも驚いた。それもこれもお国柄でしょうか？
しかし、視てて思ったのは、コートもそうですが、バッグも靴も、うーん、金かかってそう、そうでなくて、金かかってまんな、間違いなく。
いいわね、いいものは、惚れてまうがな。
高いから美味しい、素敵とは言い切れない。好みも多分に影響するでしょう。
でも、いいものは、お高い、美味しいものも、お高い。
でも、やはり、いいものは、いいわなあ、見てるだけでも。
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そして、ある理学療法士のチャンネル。
あのレントゲン写真を見せられたときは驚き動揺した。悲観し、目の前が真っ暗に、夢も希望もなくなった。
手術するかな、それしかないかな……。
が、しかし、この理学療法士のお陰で、私が２０年間（長くなるのでまたの機会に）思っていたことは間違いなかった、それがわかった。
また知りたかったことや疑問がスッキリ解決。もう、この人には超・納得で同意同感、ああ、気分爽快。私は、この２０年間、こんな人を探していたの、ですよ。
長い間、頭のなかを覆っていた濃い霧が、今ようやく晴れてきたような。
今現在、脚の痛みのピークは過ぎた感あり、なので鎮痛剤も湿布も使っていません。杖も多少長く歩くときは持参しますが、それも気休め、あくまで転ばぬ先の杖仕様？
ですから、行けば行くほど、通えば通うほど、うーん、うーんな例のメチャ混み整形外科へは今年になって１度も行かず、もう行くこともないかな、そんな感じでしょうか。
というわけで、飽きた飽きたの家籠りのお陰で YouTube を視ることとなり、それで私はすっかり元気を取り戻したのです。
家籠りも悪くない、時にはちょっと立ち止まり、考える時間も必要だ、人間だもの。
ほんとか？
ものは考えようだ。まぁ、今のところは、そんな感じの春の幕開けです。
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