アラ傘寿の集中力と忘却力、そしてお互い様

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私の頭の中? なんだかグチャグチャ

昨日は図書館へ本の返却、そしてまた7冊借りてきた。

本を借りて帰ると姉は大喜びして、すぐに読み始める。

以前も書いたけれど、テレビつけっぱなしの前で、朝から寝るまで読んでいる。

だから7冊の本も、姉は1週間もかけずに読み終えてしまう。そしてまた暇を持て余す。

だからこの心優しい妹は本好きの姉のために、少しでも長く読書時間が続くように今回も、超・ぶぶぶぶぶぶ厚い本(上下巻)を入れた。

それは文庫本で、小さなページは行間ギシギシ、文字間ギチギチに小さな文字で埋め尽くされ、ページ全体が黒く見えるぞい。そんな感じ。

読みづらそう、それも上下巻……どうだまいったか? これなら少しは読むスピードも落ちるであろう。

「読みであるわー」 

それは結構なことで、借りてきた甲斐があるというものだ。

しかし、その歳で、その読書スピードとその集中力、これには、この妹も感心するやら呆れるやら。

が、しかし、本の内容をどれだけ、いつまで覚えているかは別問題であるけれど。

でも、それは問わないようにしよう。

それが年寄りのエチケット、礼儀でもある。たとえ親しき仲でも、きょうだいでも。

ほんとか?

そうよ、そういうアンタはどうなのよ? ヒトのこと言えるの? そういうことだわよ。

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でもさ、言いたい時もあるのよ。

生協で、同じものや、似たり寄ったり商品を何個も何個も注文してね、冷凍庫の中すんごいことになってるぜよ。

どうすんだ? 誰が食べるんじゃ? そんなことが続きましてね。

スーパー行けば、同じものを2回続けて購入、それもたくさん。家には食べもしないその商品がゴロゴロと。

私はほとんど食べません、姉はたまに食べますが、そのうち忘れ、いずれ廃棄でしょう。

同じものを何度も買う、飲まない食べない、なのに注文、そして忘れてしまう。

最近、姉のそういうことが、ちょっと気になり始めましてね。

他にもね色々と、書きませんけどね。

でもね、そういうことって、私にもきっとありますよ、姉は言わないだけで、多分。

それは姉の優しさ、思いやり、そう思うことにしよう。

「お互い様」、それがきょうだい円満の秘訣。

病める時も健やかなる時も……でもさ、お互い健やかなら、一緒に暮らさなくたっていいじゃん、夫婦じゃないんだから、お互い難しい性格なんだから?

そうなのよね。でもさ、歳とっちゃってね、この姉妹も、あちこちガタガタ、そうなるとね、弱気になっちゃうのよね。

同居なんて、若い時なら絶対ありえなかったわね。

これも人生よね。でも、この先のことだってまだまだ分からないわよ、死ぬまで分からないんだから。

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