巷には、老後はいくら必要だとか、健康のため、年寄りはああしろ、こうしろと、ありがたい? 情報が溢れかえっておりますが、うちの姉ちゃんはそんなものには動じない。
「何言ってんのよ。そんなこと言われたって、ない袖は振れないわよ、ないものはどうしようもないじゃない」
誰に何と言われようが、その信念は? 揺らがない。そして動かざること以前にもまして、うーん、大丈夫か? なのである。
が、しかーし、老姉は言う。
「健康だってあれこれ心配したって、考えたって先のことなんかわからないわよ。
考えて何とかなるんだったら、考えるわよ。
お金も健康も、無いなら無いなりに、それでやっていくしかないのよ」
というわけで、お金に関しては、心配が無い、というより、心配しないのである。
今さらジタバタしても、なのである。
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というわけで、このアラ傘寿、アラ古稀姉妹、お金に関しては肝が据わっているのである。
ほんとか?
うーん、内緒。
まあね、確かにお金に関しては今更感があるけれど、でもさ健康はどうです?
病気も死も自分じゃどうしょうもないものがありますが、気を付ければ多少は健康寿命を延ばすことができるかも、でしょ。
だからさ、もう少し動いたらどうよ、歩くって、気持ちいいわよ。で、動く、歩くは、お金がかかりませんのよ。
低値安定とはいえ、私より旺盛だった姉の食欲が、このところガクッと落ちましてね、で、以前にもまして動かなくなって、歩かなくなって。
うーん、どうなるのかなぁ、これでいいのかなぁ、考えてもしょうがないか?
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