『 Tombe la neige 』Salvatore Adamo 訳・安井かずみ
♪ 雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に
あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり
ラーラララ ラララ ラララ ♪
固定電話が鳴っている。誰かと思えばアナタでしたか。で、何かと思えば、次男の嫁が何だかんだと言い(訳し?)正月、家に来なかったとか何だとか。
オババにしてみれば、それがどうした? だからなんだ? そんなこと、どうでもええわ、ではあるけれど……。
これだけしたのに、こんなにしたのに、ああ、それなのにそれなのに、あの嫁ときたら*#;&%!@+? わかってくれない、してくれない、ああ、腹立たしい、そういうことらしい。
こうして45分ほど一方的に嫁の悪口を言い続けたら気が済んだのか、今回も一方的に電話は切れました。
以前からこういう傾向の人ではあったけれど、うーん、それにしてもね、夫を亡くした寂しさもあるとはいえ、ちょっとね、ひどくね……これも加齢のせいかしら?
信仰心の篤い人のはずだけれど、それはどこ行ったやら。傍から見れば、羨ましいほどあなたは何でもお持ちじゃないですか、ずいぶん恵まれた人生と思えますけど。
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それだけ何でも持っているのに、そうやって、いつも、ないない不平不満を撒き散らしていたら、嫁だけでなくそのうち誰も寄り付かなくなりますよ。
それにだいたい、その嫁がそうなったのはアナタの息子のせいでもある。嫁には嫁の言い分が溜まりに溜まっているはずで、それを考えてみたことありますか。
でも、それにしてもね、しつこいようだけれど、それだけ何でも持っているのに、何でそれだけ文句がでるのかな?
なまじ恵まれ過ぎて、あり過ぎて「ある」が当たり前になってしまい有難みも感じなくなってしまったのだろうか? それにしても感謝の心はどこ行った?
……人のふり見て……ないない尽くしのオババは考えさせられました。その点、今夜も缶チューハイ1本で幸せ気分に浸れる「足る」を知ったオババってどうよ、偉いでしょ。
でもね、ほんとはね、あれも欲しい、これも欲しいの欲まみれ。ないないないで気は沈み、でも、あるあるあるで、あるを数えて感謝して毎日なんとか生きているわけ。
はぁ~あ。
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