しかし、憂いても嘆いてもなんだかんだ思っても言っても、お腹は空く。そして地球が世界が世の中がどうあろうと、今日もまた「それがどうした」「だからなんだ」的事柄をダラダラと性懲りもなく書き続けるオババであった。
で、ずーとずーと産まれる前から気になっていたことだけれど、ブログにはどこまで書くか、書けるか、何にでも表があれば裏があり、そして、身バレ問題、大丈夫ですか?
アナタの同僚は気が付いている、このブログの書き手はアナタだということを。アナタの隣人は偶然にも見てしまった知ってしまった、アナタの真実を、裏の顔を横の顔を。
結婚して40年、アナタの夫は、ある日、妻のブログで「衝撃の事実」を知ることになる。知らなんだ……妻が……しかし、夫はそのことを妻に告げることはなかった、そして……決めた。
……俺も書こう。こうして妻と夫、書きつ書かれつ読みつ読まれつ、やがて二人は谷崎の『 鍵 』の世界へと導かれ。
とはならないのが老夫婦。今や、会う時にはいつでも他人の二人ですから、その後も表面上は静かな生活が続きます。ところが、ある日……。
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ブログは秘密、秘密のブログ、いいですね「秘密」って。これはね、ふたりだけの、ヒ・ミ・ツ、『夕べの秘密』そんな昭和歌謡もありました。
秘密? なに言ってんのよ、あたしに限って、うちに限って、うちの子に限って、あの人に限って、あの妻に(夫に)限って、そんなことあるわけないじゃんじゃん。
そうですか、ほんとですか? それはアナタが知らないだけ、知りたくないだけ、知らなければ無いも同じ、なのではないですか? が、しかーし、それで済まないのが人間だ、人生だ。
他人のことはどうでもいい、それどころじゃない。それより、ワタシのこの九九苦しい、この胸の内を見知らぬ誰かにここより遠いどこかにーーーどうにかしたいー。
だったら書けばよろしいかと、ブログなら書けまっせ、スッキリしまっせ。でも、鍵はしっかりかけてね。しかーし、一旦ネットに解き放たれたアナタの心の内は、鍵など無くても世界中が知ることとなる。
誰が書いてるかはわからない、でも、誰が読んでいるかもわからない。でも、知ってる人でなければいいじゃないか、誰に読まれようと。ですが、それさえわからない、世界は世間は広いようで狭い。
だから、読む人が読んだら、あれ? あら? これはひょっとして? 多分? あの人? 間違いない! と、ならないだろうか? そう思うことが自分の他人のブログでないじゃろか。
なに言ってんの、人に知られて困るようなことは持ち合わせてないもん、ワタシのブログは身内や友人、知人への挨拶代わり、だから恥じることも隠すこともないんです。
よござんした。ところがところが、そんな人が、どっろどろねっちねち、そんな裏ブログを書いていたら、是非、内緒で教えてほしい、招待してほしい、その時はヨロシク!
オババも書いてみたい、これでもかこれでもかどうだまいったかのどっろどろねっちねち裏ブログ。オババが夢中になる「イヤミス」に対抗して「イヤブロ」、惹かれるな。
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