年寄りの住処・可愛いマッチ箱のような家

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さぶい。愛なんて…どこ行った…

一気に冬が来たような寒さ、冷たい雨、暗い、冷える、冷えは痛みを増幅させるように感じる、そして心も、さぶいー。

年を経るごとに暑さ、寒さに弱くなった。今日は電気ストーブを使った、エアコンの暖房も入れた。

コロナだし、脚も不自由、夏は暑いし、冬は寒いし、雨ならば、1日中、家に籠るようになった。

だから冬も夏もエアコンを使う時間が長くなった。今までは炬燵も利用していたけれど、この脚では今年の冬は無理だろう。

すると、エアコン、オンリー、そして、電気代が気になる。

誰も訪ねてくるわけでなし、脚もこうなった。部屋なんかいくつも要らない、起きて半畳、寝て一畳、1部屋で充分だ。

脚のせいで階段も今までのように上がり下りできなくなった。一段ずつ足を揃えてから上がる下がるしなければならない。

だから時間もかかる、不自由、不安定、不便、そして危険でもある。だから階段も2階も要らない。

外に出れば、たった10センチほどの段差でも怖い時がある。庭も要らない、草むしりも木の剪定も、もう自分ひとりでは、無理になってきた。

そして他人に頼めば、何でもかんでも、お金がかかる、そして気も遣う。

ついこの間まで、全く気にならなかった、何の不自由も不便も感じなかったことが、今では悩みの種となり、これからはそんなことがもっと増えてくるだろう。

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寒くなったら暖かな地域で、暑くなったら涼しい地域で暮らしたい。そんな理想も高齢になったら、体が不自由になったら、人の手を借りない限り、無理無理無理。

年寄りの理想の暮らしは、住処はどこにある? あっても今度は、お金が無い無い無い。

住まいから15分ほど歩いたところに、絵本から出て来たような、平屋の可愛いマッチ箱のような家がある。

奥まったところに建っているので庭の状態や敷地の広さはよくわからないけど、いずれにしても「小さなおうち」だ。

いいな、いいな、カワイイな、こんな家に住みたいな、どんな人が住んでいるのだろうか? 多分、ひとり暮らし? そう若くない人? 家の中はどんなだろうか? 

自然の中、緑の中を歩くのもいいけれど、家を観ながら歩くのが好き。

そしてステキなオウチを見かけると、中はどうかな、どんな人が住んでいるのかな、と想像するのがまた楽しい。

空き家だって、ゴミ屋敷だって最初からそうだったわけじゃない。こうなるまでには色々なドラマがあったはず。そんなことを想像しながら歩いていたのよ。

ついこの間までは、それが今じゃ過去形よ。

「まだまだ、ぜーんぜん、大丈夫、余裕がある。でも筋肉だけは落とさないように」

先日、病院で、先生がそう仰いましてね、でも、余裕とはなんぞや? 

ワタシの痛みはまだまだ軽い? 初歩? そんなところ? うーん、なんだかよくわからないけど、でも、かってのように散歩くらいは、できるようになりたい。

今後の理想の暮らしは? 住処は? 希望は? 

贅沢なんか言えない。家より何より、自分のことは自分で、それができたら万々歳、言うことなし。

家より何より、死ぬまで歩ける、それが希望、そして理想、で、ピンコロリ、で、言うことなし。

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