変わる変わるよ理想の住まい、今は… / 老いの侵食

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夏の日のささやかな愉しみ!

あぢ、あぢ、あぢー、まだ梅雨も明けてないというのに、もうヘロヘロだ。

“ 高齢者、またまた熱中症で救急車 ” ピポーピポー、どこだ? どこの家だ? それはいつか、我が家になるかもしれぬ。

しかし熱中症で救急車はいただけない、節約もほどほどに!

年寄りは暑さを感じなくなるという。そういうことなら我が家の老姉妹は、まだまだ若いのかもしれない? 全然、うれしくないけど。

 

私は、基本、夕飯時以外は、ずーと2階のこの部屋に籠っている。朝も昼もこの部屋で食べる、そして眠る。

部屋はさほど広くないので、冷暖房は、すぐ冷え、すぐ温まる、実に効率がいい。

で、最近、切実に思うのは、ここに小さなキッチンと小さなシャワー室が……あればな、いいな、欲しいな、せめてシャワーだけでも……。

起きて半畳 寝て一畳、コンパクトで動きが少ない、ラク、それが暮らしやすい部屋、それが今の願い、希望、夢。

そんな住まいの検索をしたりして。これが実に愉しい。見るだけ、夢見るだけ、それだけだけど。

そんなことを思うようになったのは、やはりこの脚のせいだ。この部屋で全て賄えれば、どれだけ脚への負担が軽くなることか。

ああ、そんなところに住みたい。

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しかし、それはあくまでひとり暮らしの想定だった。今、私は2人暮らしなのだった、そうだった。

で、あれば、やはりお互いの領域を侵さない、部屋の数、広さは必要だ。

ある程度の広さ、でも、それを管理するのは高齢者や身体が不自由となっては、体に大変な負担となる。

実際、数年前はなんとも思わなかったことが、今は大きな負担となって苦痛となることもある。

理想の住いは年齢で、家族構成で、身体の自由、不自由度で、これまた大きく変わる。だから、その都度、住まいを変えられれば、いいのだ。

でも、もはやそんなフットワークの軽さも、ゼニも無いのである。

ああ、しかし、暑い、せめて夏の間は涼しいところで……。

そんな長期が無理なら短期の旅行でも……それも往復の移動のことを考えただけで、ああ、しんどい、ああ、痛い。

それなら、行ったつもりで、この家で、エアコン惜しまず涼しい部屋で、昼寝でもしていたほうがいいかな?

そうして1年、2年、3年、知らず知らずのうちに加齢がアナタの身体を、内から外からじわじわと蝕んでいくのだった。

気がついた時は、相当な、虫食い状態、ボロボロ。で、あちこち痛いの、悪いの、歩けないの、とか言い出して。

加齢をナメたらアカン。だから、足腰元気なうちに、何でもいいから、今だよ、今。

姉は、ずーと以前、購入した「須賀敦子」の「イタリア」に関する本を、今また何冊も読み返している。

「イタリア」……なんで、もっと元気なうちに……。

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